ロボットと施設の連携
2025-01-22 10:58:47

Octa Roboticsが推進するロボットと建物設備の連携技術についての成果発表

Octa Roboticsの最新成果発表



2025年1月21日、Octa Roboticsが「RFA規格に基づくロボット・建物設備連携と標準化の推進」に関する成果を大和ライフネクスト本社で発表しました。今回の研究開発は、複数の企業や機関が協力し、経済産業省の補助事業に支えられて行われました。

プロジェクトの目的と背景


このプロジェクトの目標は、ロボットフレンドリー施設推進機構(RFA)の規格を活用し、建物をよりロボットに適した形にするための技術を研究、開発することです。ロボットと建物設備がスムーズに連携し、より便利な社会を実現するための基盤を整えることが求められています。

研究開発の実施内容


このプロジェクトは、2024年9月から2025年2月にかけて行われ、具体的な実績としては以下のようなテーマが挙げられます:

1. ロボット・警備システムの連携
担当は綜合警備保障とOcta Robotics。ここでは、ロボットと機械警備が効率的に連携できる新しいシステムが実現されました。また、ロボットによる清掃作業が行われてもセキュリティレベルを損なわないよう工夫されています。

2. ロボットとエレベーターの連携
日立ビルシステムが担当するこのテーマでは、ロボットとエレベーターが低コストで短期間に連携できる方式が開発されました。異なる技術がスムーズに接続できるインターフェースも実現され、今後の利用が期待されています。

3. 共有マーカーの研究
大同大学と産業技術総合研究所が協力し、環境に適合した配色の共有マーカーを特定しました。このマーカーを使ってロボットに指示を出す技術も開発されました。

4. 複数ロボットの協調システム
Octa Roboticsと2DCが協力して、ロボット同士がうまく協力し合うためのシステムを構築しました。人とロボットの間でメッセージをやり取りできる技術や、高い給電能力を持った無線充電ステーションの開発も進められています。

5. ロボフレ適合性評価プログラム
日本品質保証機構が担当し、ロボットが建物設備と連携できるかを客観的に評価する手法が開発されました。この調査により、海外のニーズにも対応しやすくなります。

今後の展望


Octa Roboticsは、これらの成果を基に、さらにロボットと建物の連携を進め、ロボットフレンドリーな社会を実現するための取り組みを続けていく方針です。これにより、利便性の向上だけでなく、安心・安全なインフラの構築にも寄与することが期待されています。

私たちの生活を豊かにするためには、技術革新とその実用化が鍵です。Octa Roboticsの取り組みから、今後も目が離せません。

会社概要


Octa Roboticsは、2021年に設立され、ロボットをインフラの一部とすることを目指している企業です。代表取締役は鍋嶌厚太氏で、現在東京とつくばを拠点に多様な研究開発を進めています。ロボット・設備連携インターフェースサービス「LCI」の提供など、多角的な事業を展開しており、サービスロボット市場の成長を支える存在となっています。


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