株式会社レコチョクが音楽配信ソリューション「FLAGGLE」を発表
レコチョクグループ(株式会社レコチョクと株式会社エッグス)は、音楽権利者を対象とした法人向け音楽配信ソリューション「FLAGGLE」(フラグル)を2025年7月1日(火)から提供することを発表しました。導入第一弾として、株式会社ポニーキャニオンが選ばれたことも大きなニュースです。この新しいサービスは、音楽配信におけるさまざまな課題を解決するために設計されています。
音楽配信市場の成長と課題
日本の音楽配信市場は最近ストリーミングサービスの成長によって、持続的に拡大しています。日本レコード協会によると、2024年の音楽配信売上は1,233億円に達し、11年連続のプラス成長を記録しています。しかし、一方で音楽権利者は多くの課題に直面しています。具体的には、配信サービスごとのメタデータの整備や、海外向け配信システムへの適応、各プラットフォームの仕様変更などが気になる要素です。
これらの課題に対処するために、レコチョクは国内音楽権利者がデジタル環境や組織体制に合わせて自由に導入できる「FLAGGLE」を開発しました。
「FLAGGLE」の特長
「FLAGGLE」は、音楽配信業務に伴うあらゆる課題を解決するためのオールインワンの音楽配信ソリューションです。レコチョクとそのグループ会社のエッグスが連携して開発し、ディストリビューションを含む業務はエッグスが担当します。このシステムでは、配信アセットの管理やハイブリッド型ディストリビューション、業務コンサルティングに加え、配信業務をサポートする伴走型支援サービス「FLAGGLE アシスト」など、さまざまなサービスがニーズに応じて提供されます。
特筆すべきは、音楽テクノロジー企業のAudioSalad社が提供する配信システムを基盤に使用していることです。これにより、世界標準の配信環境を整えることが可能です。
ポニーキャニオンの「FLAGGLE」導入
ポニーキャニオンは本サービスの正式なスタートと同時に「FLAGGLE」を導入する初めての企業として選ばれました。ポニーキャニオンの大熊一成社長は、2021年からレコチョクとの業務支援パートナーシップを通じて信頼関係を築いてきたとのこと。この新しいサービスの導入によって、デジタル音楽ビジネスにおける業務効率が大幅に向上することが期待されています。
今後の展開
「FLAGGLE」は日本の音楽配信環境に特化した最適化ソリューションとして開発されており、これからも音楽権利者の直面するさまざまな課題を解決するために進化を続けていきます。音楽市場の活性化を目指すレコチョクグループは、音楽権利者の利益を最大化するために尽力をしていく所存です。
レコチョクとエッグスについて
レコチョクは「音楽市場の最大活性化」というミッションの下、個人および法人向けの音楽配信サービスを展開しています。また、子会社のエッグスではインディーズアーティストの支援等も手掛けています。音楽業界発のデジタルソリューションカンパニーとして、音楽文化の発展に貢献することを目指しています。
レコチョクの詳細は、
レコチョク公式サイトをご覧ください。