企業の人材管理を再考するセミナー情報
近年、業界を問わず多くの企業が人手不足に直面しています。2025年12月12日(金)に行われる「人手不足と人件費高騰時代の労務管理」セミナーは、こうした課題に取り組む貴重な機会です。講師には、KKM法律事務所のパートナー弁護士、近衞 大氏を迎え、午後2時から5時までの間にわたって、労務管理の実務と法的知識について学ぶ内容となっています。
セミナーの背景
コロナ禍の影響も相まって、多くの企業が人手不足や人件費の高騰に悩まされています。景気回復が感じられない中で、企業は必要な人材を確保するのに苦労しており、中には黒字でも人員整理を行わざるを得ない事例も見受けられます。これは最低賃金の引き上げなど、労働者への賃金支払いが企業にとっての重荷になっているためです。
このセミナーでは、参加者が自社の実情に即した人材管理を見直し、効果的な対応策を学ぶことができます。特に、普通解雇や整理解雇の具体的な手法についても、詳細に解説される予定です。
講義内容
セミナーでは以下の重点内容が盛り込まれています。
1.
企業規模に即した人材とは
雇用形態や求められるスキルセットなど、企業が必要とする人材についての基準を明確にします。
2.
賃金原資のコントロール方法と不利益変更の法理
給与管理の見直しと、それに伴う法的注意点について学ぶことができます。
3.
賃金原資確保のための人員整理と解雇権濫用法理
必要に応じた人員整理の考え方と法理を理解し、実務に役立てることが可能です。
4.
人員整理その1:ミスマッチ社員の普通解雇
ミスマッチ社員の取り扱いについて、試用期間中の発覚や配置転換、ハラスメントの取り扱い方など具体的に解説します。
5.
人員整理その2:整理解雇
経営悪化の場合や事業所の整理など、整理解雇についての法的側面を学ぶことができます。
6.
解雇に至らない問題社員の取り扱い
解雇だけが手段ではなく、さまざまな選択肢について議論がなされます。
7.
質疑応答・名刺交換
終了後には質疑応答の時間も設けられており、自社の具体的な課題についての相談が可能です。
参加方法
参加希望者は、オフライン会場での受講か、Zoomウェビナーによるライブ配信、さらにはアーカイブ配信(2週間視聴可)を選ぶことができます。会場は東京都港区に位置し、アクセスも良好です。セミナー参加にあたっては、事前の申し込みが必要となります。
セミナーに関する詳細な情報や申し込みは、
こちらのリンクを参照してください。
本セミナーが、企業経営者や人事担当者にとって、今後の労務管理の改善に大きく貢献することを願っています。人材不足の時代を乗り越えるための知恵を一緒に学びましょう。