イーソルトリニティ、Cybellum社と最新のサイバーセキュリティ契約を締結
イーソルトリニティ、新たなパートナーシップ導入
イーソルトリニティ株式会社は、イスラエルのCybellum Technologies Ltd.と国内代理店契約を締結したことを発表しました。この新たな契約により、eSOL TRINITYはCybellumが提供する「Cybellum Product Security Platform」を取り扱うことになります。このプラットフォームは、特に車載システムや産業機器、医療機器分野において、そのセキュリティを確保するための重要なツールとなります。
Cybellum Platformの特徴
Cybellum Platformは、製品のサイバーセキュリティリスクを管理するための包括的なプラットフォームです。近年、特に車載システムでは、セキュリティ対策や欧州の関連法規に適応するためのシステム開発が求められています。Cybellum Platformは、ソフトウェアのバイナリコードやソースコードから高品質なSBOM(Software Bill of Materials)の生成を行うことができ、OSSの脆弱性などを検出することが可能です。
さらに、製品が市場に出た後も、外部からの脅威に対抗するために、SIRT(Security Incident Response Team)活動が必要です。Cybellum Platformは、新たな脆弱性が発生した際にリアルタイムでPSIRT(Product SIRT)組織に通知する機能を持ち、迅速な対応が可能です。また、ソフトウェアのバージョン管理も行い、常に最新の状態で脆弱性を監視します。
効率的な脆弱性監視
脆弱性の監視には、多くの労力が必要とされていますが、Cybellumは世界中の重要な脆弱性情報データベースを運営しており(例:アメリカのNVD、日本のJVN)、このプラットフォームを利用することで効率的な継続監視が実現します。これにより、エンジニアの負担を大幅に軽減することが期待されます。
eSOL TRINITYの意気込み
eSOL TRINITYは、今回の契約によってCybellum Platformを車載システム、産業機器、医療機器の各分野に提供し、長年の経験を活かしたコンサルティングやエンジニアリングサービスをお客様に提供します。これにより、システム開発の効率化と品質の向上に寄与するとともに、市場出荷後もお客様をサポートし続けることを目指します。
イーソルトリニティの代表取締役社長、上山伸幸氏は、「Cybellum社との契約を結ぶことができ、大変嬉しく思っております。この契約を通じて、お客様のセキュリティ対応による開発効率の向上とソフトウェア品質の向上に貢献できるよう努めてまいります」と述べています。
Cybellum Technologies Ltd.のCEO、Slava Bronfman氏も、eSOL TRINITYとの提携によるデバイス製造業者への新たな機会について言及し、製品セキュリティの包括的な解決策を通じて、ビジネスのリスクを最小限に抑えることができると期待を寄せています。
まとめ
今後、eSOL TRINITYが提供するCybellum Platformは、特に車載システムや産業機器分野でのセキュリティ強化に寄与することが期待されます。サイバーセキュリティの重要性が増す中、最新技術を駆使したソリューションの展開に注目です。