タイで進化するキャッシュレス社会
バリューデザインとオーガニック化粧品ブランド「ニールズヤード レメディーズ」が新たな提携を結び、タイ市場におけるECサービスの一環として、決済ゲートウェイ、モバイルCRMサービス、ポイントシステムを導入しました。この取り組みは、化粧品業界におけるデジタル化を進める一助となることが期待されています。
日本のバリューデザイン
日本を拠点とするバリューデザインは、キャッシュレス決済サービスを提供し、国内外の小売業者や飲食店など、12万店舗以上で独自の電子マネー「Value Card」を展開しています。このシステムは、取引のスムーズさを実現し、顧客の利便性を向上させることに寄与しています。バリューデザインは日本だけでなく、インドやタイにもサービス展開しており、店の顧客層拡大やブランドの認知度向上に貢献しています。
タイでの取り組み
特にタイ市場では、「LINE」アプリに対応した自社のCRM機能を活用しています。このLINEミニアプリは、デジタル会員証の登録情報を基に顧客の属性を管理し、分析することで、ターゲットに適した販促にも利用可能です。バリューデザインは2025年3月までに、タイで約760店舗へのサービス提供を目指しており、その先駆けとなるのが今回のニールズヤード レメディーズとの提携です。
ニールズヤード レメディーズについて
「ニールズヤード レメディーズ」は1981年にロンドンで設立されたナチュラル&オーガニックの化粧品ブランドです。化学物質を使用せず、天然成分にこだわった製品作りで知られ、ハーブや植物成分を使用した製品が魅力です。持続可能な活動や環境保護にも力を入れており、ホリスティックなライフスタイルを提案しています。
新サービスの特長
今回、ニールズヤード レメディーズはバリューデザインの決済システムを導入し、2024年12月からスムーズで安全なオンライン決済を実現します。また、再来店促進を狙ったモバイルCRMサービスとポイントシステムも提供し、顧客のリピートを奨励します。具体的には、1バーツの利用ごとに1ポイントが付与され、貯まったポイントはキャッシュバウチャーに交換できる仕組みが導入されます。
メンバーズカードの魅力
- - カードランクの種類: ブルー、ゴールド、プラチナ
- - ポイント付与: 1バーツごとに1ポイント付与
- - 誕生日特典: 割引クーポンの配布
- - ポイントの交換: キャッシュバウチャーに交換可能
- - 会員ランクに応じたバウチャー特典
ポイントの有効期限は、最終利用日から12ヶ月とされており、会員サービスも充実しています。
結論
バリューデザインとニールズヤード レメディーズの提携は、タイにおけるキャッシュレス社会の進展と、エコロジーに配慮した商品の普及を目指した重要な一手です。新しいテクノロジーを活用した取り組みが、今後の市場でどのような影響を与えるのか、一層の注目が集まります。