地元学生が音楽フェスに挑む! 福島での実践型教育の価値
福島市・あづま総合運動公園で開催された大型音楽フェス「LIVE AZUMA 2025」において、現地の教育機関である国際アート&デザイン大学校(A&D)の学生たちが、運営チームの一員として活躍しました。このイベントは2025年10月18日・19日に行われ、音響・ミュージック科とeスポーツビジネス科の学生がそれぞれの役割を担い、多くの貴重な経験を得ることができました。
教室を超えた実践の場
A&Dは「教室ではなく、現場を教室にする」という理念のもと、実践型教育を重視しています。参加した学生たちは、教科書では学べない業界の実情に触れることができ、その学びを深めました。音響・ミュージック科の学生は、音響照明や映像機材の設置、出演者の楽器の搬入を担当。「現場での判断力が磨かれ、実際のアーティストの演奏を目の前で体験できたことが特別な思い出」との声も上がっています。これに対し、eスポーツビジネス科の学生は、イベント運営全般をサポートし、リストバンドのチェックやケータリングの対応を行いました。彼も「フェスの独特の緊張感を味わえ、終演後の達成感は大きかった」と振り返ります。
学科横断の連携体制
A&Dでは、音響、イベント、マネジメントの各分野を専門に教育していることから、学科間の協力がスムーズに行われ、業界に即した実習が可能となっています。中でも、イベント運営におけるチーム編成は、学生たちにとって貴重な経験であり、各々が役割を持って協力することで、イベントを成功に導く喜びを実感できました。
地域と連携した教育モデル
A&Dの特徴的な点は、地元の学生たちが地域のイベントに運営チームとして参加できる環境が整っていることです。これにより、福島の文化と地域へのかかわりを深めながら、将来の業界活躍を見据えた実践的な教育を実現しています。このような取り組みは、地域社会の発展にも寄与しており、学生にとっては自身の成長だけでなく、地域への貢献を感じられる貴重な機会となっています。
今後の展望
A&Dは、「郡山で学び、福島で挑戦し、全国の業界へ羽ばたく」ための実践的教育機会を今後も創出していく考えです。地域との関係を大切にしながら、何かに挑戦することの大切さや、仲間と協力して何かを成し遂げる楽しさを学生たちに伝えていくことは、今後の教育においてますます重要になってくるでしょう。また、学生たち自身もこの経験をもとに、さらなる成長を遂げ、音楽やeスポーツの分野での未来を切り開いていくことが期待されます。
国際アート&デザイン大学校について
福島県郡山市に位置するA&Dは、デザイン、CG、イラスト、マンガ、声優、音響、映像、eスポーツなど多岐にわたる専門教育を提供しています。企業と連携した学びを通じて学生一人ひとりの夢の実現を支援する姿勢が特徴です。
URL:
A&D公式サイト
おわりに
音楽フェス「LIVE AZUMA 2025」に参加した学生たちの活動は、地域の特色を活かした教育モデルの一端を示すものでした。今後もこのような実践的な場で、多くの学生が業界に触れ、成長していくことを期待しています。