安心・安全に食品表示ラベルを作成できる新サービス「sinops-CLOUD FoodCAS」誕生

新サービス「sinops-CLOUD FoodCAS」の紹介

株式会社シノプスが、株式会社T-Mustと提携し、食品小売業界向けの新しいクラウドサービス「sinops-CLOUD FoodCAS」を発表しました。このサービスは、スーパーマーケットなどの店舗で簡単に食品表示ラベルを作成できる画期的なシステムです。特に、食品表示制度の昨今の改正に対応するために設計されています。

1. 背景と市場ニーズ

近年、スーパーマーケットでは独自の惣菜メニューを開発し、競争力を高めようとする動きが顕著です。しかし、食品表示制度の改正により、各商品に詳細な栄養成分表示が義務付けられたことで、店舗側には専門知識が求められるようになりました。その結果、表示の統一化が進み、店舗ごとの独自性を発揮することが難しくなってしまったのです。これが、地元の食材を生かした新メニュー開発や臨機応変な対応を制約する要因となっています。

そこで、シノプスはT-Mustの「FoodCAS」機能を活用し、食品表示ラベル作成を店舗で簡単に行える「sinops-CLOUD FoodCAS」を開発しました。

2. 3つの特徴

この新サービスの魅力は、以下の3つの特徴に集約されます。

特徴1: 原材料入力だけで自動計算

店舗は原材料とその配合量を入力するだけで、栄養素や原価を自動的に計算できます。専門のスタッフがいなくても、必要な食品表示ラベルの情報を手軽に作成することが可能です。

特徴2: 重複表示排除技術

T-Mustの特許技術により、多種多様な添加物の名称を自動集約し、シンプルで分かりやすい表示が実現されます。消費者に安心を提供する商品開発をサポートします。

特徴3: クラウドデータでの情報共有

食品メーカーは商品情報をクラウド上に登録することで、複数の小売業者と効率的に情報を共有できます。これにより、個別の契約や情報のやり取りが必要なくなります。

3. 今後の展開

シノプスは、「sinops-CLOUD FoodCAS」に最新の法制度情報を自動通知する機能など、さらなる機能の強化を計画しています。また、自社の需要予測機能と連携することで、より効率的な原材料の発注が実現される見込みです。

4. 株式会社シノプスとT-Mustの紹介

株式会社シノプスは、世界中の無駄を削減することを目指し、需要予測型自動発注サービス「sinops」を開発しています。一方、株式会社T-Mustは、食品表示作成ソフト「FoodCAS」を手掛け、スーパーマーケットなどに支持されています。両社はそれぞれの強みを活かし、食品小売業界の健全な発展に寄与しています。