岡山大学が開催した「おかやまテックガレージ」見学ツアー
2025年11月12日と13日の2日間、岡山大学で「おかやまテックガレージ見学ツアー・意見交換会」が開催され、スタートアップ創出を目指す学生や教職員約30人が集まりました。このイベントは、地域の大学間連携を強化するための取り組みとして位置づけられています。
おかやまテックガレージの役割
おかやまテックガレージは、学生のアイデアを実現へと導くプロトタイピングや実証実験を行う拠点です。学生が主導となり、自由な発想でものづくりを進め、地域課題の解決を目指しています。このガレージは、研究・イノベーション共創機構の下、産学官の連携を通じて運営されています。
イベント初日には、産学官連携本部の舩倉副本部長からテックガレージの設立背景や運営方針についてのプレゼンテーションが行われ、参加者は学生の手によるプロトタイプや製品展示を体験しました。これにより、実際のものづくりプロセスを肌で感じることができました。
意見交換会での交流
また、津島キャンパス内の共創イノベーションラボ「KIBINOVE」では、おかやまテックガレージプロジェクト第2期生による成果発表が行われました。各学生チームは、地域の課題解決に向けたアプリ開発やユニークなアイデア商品などを紹介し、他大学の参加者から関心が寄せられました。活発な質問や議論が交わされ、参加者同士の交流も深まりました。
特に、香川大学からの参加者は自身の大学での起業活動や地域連携プロジェクトを紹介し、意見交換の場を盛り上げました。交流プログラムでは、アントレプレナーシップ教育に関する意見が活発に交わされ、教育機関としての役割や可能性について深く掘り下げました。
地域との連携を深める
二日目には、岡山市内の「ももたろうスタートアップ・カフェ」を訪問し、岡山市が行っているスタートアップ支援プログラムについて学びました。その後、学生同士による意見交換が行われ、地域発のイノベーションに必要な要素や支援の重要性について熱い議論が繰り広げられました。
参加した学生からは、「おかやまテックガレージの取り組みを通じて、地域の人々とのつながりが感じられる」との声が多く寄せられ、学生同士が互いに刺激を受けた様子が伺えました。共に創造することで、新たなビジネスやアイデアが生まれる期待感が高まりました。
今後の展望
岡山大学は今後もPSIを通じておかやまテックガレージを中心に、大学間連携をさらに推進していく方針です。学生主体のイノベーション創出を進めることで、地域課題の解決に貢献し、支援活動を加速させていくことでしょう。これからの岡山大学の取り組みにもご期待下さい。
このようなイベントを継続的に行うことで、学生の起業家精神の醸成や地域とのつながりが一層深まっていくことが期待されます。