新たな魅力を発見!サザエ食品のリブランディング
北海道で深く愛されてきた「サザエ食品」が、リブランディングを通じて新たな魅力を発表しました。長年の歴史を有するこのブランドは、北海道の食文化に根付いた商品群を展開してきましたが、時代の変化に合わせてそのデザインを一新するという挑戦に踏み出しました。
サザエ食品とは?
サザエ食品は、1957年に函館の朝市で創業した「サザエ食堂」が起源です。当初はまかないのおはぎが人気となり、徐々におはぎ専門店へと転身しました。その明るく親しみやすい社風は、漫画「サザエさん」との親和性からも名付けられた社名に表れており、今では約60店舗を北海道全域で展開しています。北海道民に愛され続ける理由のひとつは、創業者の思いが受け継がれた温かい接客にあります。
リブランディングの背景
時代が進む中、サザエはおはぎだけでなくおむすびや巻き寿司、そしてあんこを用いた菓子類など、多彩な商品ラインアップへと成長しました。しかし、さらなる成長を目指すため、原点に立ち返り「おはぎ」と「おむすび」を主役としたリブランディングを行うことになりました。これにより、多様な世代に向けた魅力を取り戻し、新たな愛されるブランドを目指しているのです。
ブランドコンセプト
新たに開発されたブランドコンセプトは「手のひらに、想いをのせて。」です。この言葉には、サザエの全ての活動を通して、消費者に大切な思いを伝えたいという願いが込められています。おいしさを追求しながらも、幅広い世代に愛されるリブランドを目指し、心温まる「ほっ」とする体験を提供しています。
ヴィジュアルデザインの進化
ロゴデザイン
ロゴデザインには、サザエの「サ」「ザ」の部分を主力商品であるおはぎとおむすびの形にした遊び心があります。ブランドカラーは、サザエが新たな挑戦をする姿を象徴する明るい赤を採用することで、活力が感じられる印象を与えています。
WEBデザイン
サザエの新しいウェブサイトでは、お客様の声や製品に対するこだわりをしっかりと伝えるコンテンツに力を入れています。また、採用サイトではスタッフの元気で明るい姿を掲載し、企業文化の魅力をリアルに伝えています。これにより、訪れる全ての人にサザエの思いが伝わるよう配慮されています。
パッケージと店舗の刷新
商品のパッケージデザインは、お客様にこだわりやおいしさを伝えるためのシンプルだが効果的なラベルシステムが採用されています。店舗デザインにも現代的で親しみやすさを持たせ、「現代のサザエ食堂」として生まれ変わりました。店舗では、北海道の地形と主要商品のグラフィックアートを用いたデザインが印象的です。
発表会とメディア掲載
2024年10月31日にはブランド発表会が行われ、サザエ食品の社長や商品部担当者が新しくなった「サザエ」の魅力を紹介しました。このイベントは、各メディアにも取り上げられており、リブランディングの成果が広く周知されています。特にSTVニュースやUHB文化放送など、多くのプラットフォームで紹介されました。
エイトブランディングデザインの役割
今回のリブランディングを手がけたのは、株式会社エイトブランディングデザインです。「ブランディングデザインで日本を元気にする」という理念のもと、数々の成功事例を持つ代表の西澤明洋が率いるこの会社は、サザエの新たな魅力を引き出すために鋭意努力しています。彼らの豊富な経験と戦略が、サザエというブランドに新しい息吹を吹き込んでいます。
サザエ食品のリブランディングは、ただのデザインの刷新ではなく、ブランドの本質を見つめ直す機会でもありました。今後は、新しいデザインの下で北海道の食文化にさらなる貢献を果たすことが期待されています。