ハイヤールーの新体制と泉水翔吾氏の役割
株式会社ハイヤールー(東京・渋谷区)が、エンジニアリング組織の強化を目指し、新たにCTO(最高技術責任者)として泉水翔吾が加わったことを発表しました。彼はサイバーエージェントおよびメルカリグループでの経験をもとに、公共事業にも関与してきました。ハイヤールーが提供するエンジニアリング組織プラットフォームは、日本のモノづくりを再興するための重要な役割を果たします。
「エンジニアが事業課題に向き合う組織」
ハイヤールーは「Japan as No.1, again. 日本をもう一度、『モノづくり』で一番へ」というミッションを掲げています。2025年10月には「HIreRoo Skill Hiring」の正式リリースを目指しており、これは単なる採用選考支援からエンジニアリング組織プラットフォームへの進化を意図しています。
泉水氏の就任にあたり、同社は自身のエンジニアリング組織を顧客にとっての模範として確立するために、CTOポジションを新設しました。エンジニアリング組織の活性化を図ることで、顧客が事業課題に直接取り組むことをサポートしようとしています。
現在の変革と未来の展望
就任初期から早くも変化が始まっており、エンジニアが顧客と直接対話する機会が増加したり、各職種の連携を強化するユニットの設置が進んでいます。これによって、エンジニアもセールスなどのチームメンバーと共に、事業のKPIを意識し、貢献できるようになるのです。
泉水氏はインタビューで、「社会にどう貢献できるか」という視点を持っており、日本の雇用制度や人材の流動性に課題を感じています。ハイヤールーはこの課題に取り組む企業であると確信し、自身のキャリアを通じて雇用の価値を見直す役割を果たす意義を語りました。
ハイヤールーのビジョン
ハイヤールーは、エンジニアリング組織向けの「All-in-One」プラットフォーム「HireRoo」を提供し、「スキル保証型採用」を実現するための「Skill Hiring」と「ビッグテック水準の選考を」実現する「Skill Interview」の2つのソリューションを展開しています。これにより、ハイヤールーは日本企業の技術力とエンジニアリング文化の向上を支援し、モノづくり日本を再構築することを目指しています。
ハイヤールーはエムスリー、freee、カカクコムなど200社以上への導入を進め、累計の選考数は50,000件を突破しています。今後、エンジニアリング組織としてのモデルケースを築くことで、さらなる事業成長と社会貢献を目指します。