九州産業の未来を見据えた協業の概要
株式会社肥後銀行(以下「肥後銀行」)と株式会社マーキュリアホールディングス(以下「マーキュリア」)およびその関連会社である株式会社マーキュリアアドバイザリーは、九州の産業強靭化を図ることを目的に、連携を進めることを発表しました。この取り組みは、地域金融機関としての知見とネットワークを活かしつつ、事業投資や資産投資における専門知識を融合させ、九州、特に熊本における半導体関連産業の発展を目指すものです。
協業の目的と背景
熊本は近年、半導体関連産業の進出や集積が進んでおり、これはグローバルな視点で「熊本の価値」を再認識する動きとも言えます。特に「シリコンアイランド九州」としての位置付けが重要であり、九州・熊本は半導体政策における戦略的な要所とされています。このような背景から、今後は半導体関連企業の集積や新たなサプライチェーンの構築が期待されています。
今回の協業は、その流れをさらに加速させることを目的にしています。肥後銀行が持つ地域の金融インフラを利用し、マーキュリアの専門的な投資ノウハウを活かすことで、九州・熊本の競争力を強化し、持続可能な産業基盤の形成を目指します。
具体的な取り組み内容
協業にあたっての主な取り組み内容は、以下の三つに分かれています。
1.
産業基盤及びサプライチェーンの構築・発展
この取り組みでは、半導体産業の成長をサポートし、地域産業の流通や供給ネットワークの構築を行います。これにより、企業間の協力を促進し、効率的かつ強固な産業構造を形成します。
2.
持続可能な地域経済の成長支援
地域の資源を有効に活用し、経済成長を持続させるため、積極的な投資と支援を行います。これにより、地域雇用の創出や地域消費の拡大にも寄与することを目指します。
3.
新規産業・事業創出の促進
地域資源を活かした新たなビジネスモデルの構築を促進し、革新的な企業の支援を行うことで、地域全体の産業競争力を高めます。
結びに
肥後銀行とマーキュリアは、九州・熊本の経済を支えるための強靭な産業構造の確立に向けて、今後も積極的に取り組みを進めていく予定です。この協業によって、熊本が新たな産業の中心地として成長することが期待されます。地域経済の発展に寄与するため、様々なステークホルダーとの連携を強化し、持続可能な成長を目指していきます。
私たちの使命は「ファンドの力で、日本の今を変える」とし、未来の九州産業を築いていく所存です。