Z世代の聖地巡礼の実態と人気作品調査結果

Z世代の聖地巡礼の実態調査

株式会社ロイヤリティマーケティングが行った調査によれば、15～29歳のZ世代は聖地巡礼やロケ地巡りに強い関心を持っています。この調査により、彼らの聖地巡礼の実態や人気のジャンル、訪問先についての明確な傾向が分かりました。

聖地巡礼人気ジャンルはアニメ

調査結果によると、実際に聖地巡礼をした経験を持つZ世代のおよそ48.1%が「アニメ」を訪問先として選択していることが判明しました。これはアニメが彼らにとって最も親しみやすいジャンルであることを示しています。さらに、今後行きたいジャンルでも「アニメ」が45.0%を占め、強い人気を誇ります。

巡礼のきっかけとなる要素

聖地巡礼を望むきっかけとしては、41.4%が「好きな作品やキャラの舞台だから」と回答し、続いて36.0%が「推し活の一環」としています。このことから、作品やキャラクターへの愛情が巡礼の動機となっていることが明らかとなりました。さらに、27.3%は「観光地としても魅力的だから」、27.0%は「作品の感動を再体験したい」と答えています。

手軽な予算設定と購入傾向

聖地巡礼にかける平均予算については、5,000～1万円未満の設定が最も多く、全体の約7割が1万円未満で聖地巡礼を楽しんでいることが確認されました。特に、約45.7%が「ご当地コラボ食品やお菓子」を購入する傾向があり、限定グッズの購入も34.9%に上りました。

理想の巡礼スタイルはゆるめ

理想的な巡礼スタイルでは、38.9%が「旅行・観光＋少し聖地に寄る」という手法を好むことが分かりました。宿泊を伴う聖地巡礼を経験した人は67.5%と、意外にも多くの人が宿泊を選択しています。

訪問したい聖地の条件は

今後行ってみたい聖地について尋ねたところ、39.9%が「アクセスが良いこと」と答え、次に35.6%が「推し関連スポットであること」、28.5%が「自然や景色が美しいこと」と続いています。特に、個人行動を好む傾向が見られ、「一人での巡礼」を選ぶ人が33.7%で最も多く、友人と行く場合が31.7%でした。