職場体験を通じた学びの機会
江戸川区に拠点を持つ栗山自動車工業株式会社が、地元の二之江中学校の生徒を受け入れ、3日間の職場体験「チャレンジ・ザ・ドリーム」を実施しました。この取り組みは、地域教育支援の一環として2018年から続いており、生徒たちが「働くこと」や「社会での貢献」を体感する良い機会となりました。
1日目:営業課での体験
体験の初日は営業課にて、生徒たちは営業スタッフに同行し、実際の商談に参加しました。ここでは、企業訪問や名刺交換、在庫カタログを用いた商談の進行などを実践します。生徒が見学する中、営業担当者の説明や顧客との対話を通じて、信頼関係の大切さや接客の基本を学びました。
生徒からは「トラックの価値をお客様に伝える姿に感銘を受けました。働くことはお金を得ること以上に、人との関わり方を考える大切なことだと感じました」との感想が寄せられました。
2日目:部品課で実務を経験
2日目には部品課で、整備現場での実務に挑戦。生徒たちは部品の作動チェック、清掃、解体、撮影、そしてネットへの掲載作業など多岐にわたる活動を行いました。この経験を通じて、リユースやリサイクルという現代のモノづくりの流れを実感し、実際に担当した部品がお客様の役に立つ様子を想像することで、大きな充実感を感じたようです。「自分たちがやり遂げた作業が、果たして誰かの役に立つと思うと、非常に嬉しい気持ちになりました」との言葉が印象的でした。
3日目:マーケティング課での知識習得
最終日にはマーケティング課で情報発信を体験しました。生徒たちはAIツールであるChatGPTを使い、プレスリリースの制作、在庫カタログの表紙デザイン、新着在庫メールの作成を行いました。初めは使い方に戸惑いがあった生徒たちですが、社員からのアドバイスで「自分の質問をAIに投げかける」方法を学び、その利用法を次第にマスターしていきました。結果として、実に高品質なカタログ表紙を制作することに成功しました。
社員の声
この体験を受け持った社員は、「AI利用の過程で、自分の考えを整理するのが大切だと再認識しました」と述べ、学生の成長を喜びました。
栗山社長の思い
栗山自動車工業の代表取締役社長である栗山智宏氏は、「地域に根差した企業として、子どもたちに働くことの意義を感じてもらう貴重な機会を提供することは重要です。この活動を続けられるのは社員のサポートと地域の協力のおかげです。これからも地域社会とともに成長していきたいです」と話しました。
今後の展望
栗山自動車工業では、今後も「チャレンジ・ザ・ドリーム」への取り組みを継続し、地域の教育支援に力を入れる考えです。生徒一人ひとりが可能性を見つけ、夢や働くことへの意欲を育めるよう支援することで、彼らの成長が未来へとつながることを願っています。
公式ホームページで詳しい情報を確認できます。詳細な会社情報は、栗山自動車工業株式会社、東京都江戸川区西瑞江5-3-10、代表電話番号03-3689-7711にてご覧ください。