岡山大学の挑戦
2025-05-10 21:58:29

岡山大学が未来の技術実現を目指す!PSI GAPファンドでの挑戦

岡山大学が未来の技術実現を目指す



2025年5月10日、岡山大学が主催する「GAPファンド ステップ1 DemoDay2025」が広島市で開催されました。本イベントには、岡山大学から能勢直子助教、長谷井嬢教授、寺澤孝文教授の豪華メンバーが登壇し、これまでの研究や取り組みを発表しました。

PSI GAPファンドとは?



このイベントの中心となるのは、岡山大学を含む中国・四国地域の大学が共同で立ち上げた「Peace & Science Innovation Ecosystem(PSI)」です。PSIは、科学技術振興機構(JST)の支援を受け、有望な技術シーズの社会実装を加速させることを目指しています。具体的には、資金提供だけでなく、起業に向けたアクセラレーションプログラムや伴走支援、グローバル展開支援を提供します。

GAPファンドは、「ステップ1」と「ステップ2」の2段階から成り立っており、ステップ1では研究者の活動成果を発表し、産業界や投資家との出会いを促進します。2024年度に採択された研究者たちは、自らの研究開発課題を披露し、共同での未来を目指します。

研究者たちの挑戦



能勢直子助教



能勢助教は、神経芽腫やパーキンソン病、心不全といった疾患に対応する新規PETトレーサーの開発について発表しました。高精度な診断が可能になるこの技術は、医療現場における負担軽減やコスト削減に大きく貢献することが期待されています。

長谷井嬢教授



長谷井教授は、生成AIを駆使したメンタルヘルスケアアプリの開発について報告しました。患者に寄り添うこのアプリは、医療現場で活用されることを目指し、今後社会全体に展開される可能性があります。

寺澤孝文教授



寺澤教授は「マイクロステップ・スタディ」と呼ばれる新たな教育支援システムについて紹介しました。1日5分の短時間学習を積み重ねることで、学習成果を可視化し、学ぶ意欲を高める取り組みです。このシステムは、多様な学習環境に対応することを目指しています。

質疑応答とネットワーキング



講演終了後にはポスターセッションが行われ、参加者は各発表者と直接話し合う機会を得ました。ここでの意見交換は、さらなる発展に向けた刺激となったことでしょう。

岡山大学のサポート



岡山大学では、スタートアップ・ベンチャー創出本部を通じて、教職員や学生の起業を支援しています。技術やビジネスプランの事業化に向けたアドバイスや経営相談も行っており、ベンチャー企業の設立に関心のある方は気軽に問い合わせてほしいとのことです。

また、2025年度のPSI GAPファンドの公募が間もなく始まる予定です。岡山大学では、申請から事業化までの伴走支援を行います。地域中核の研究大学として、今後も特色ある取り組みを推進していくことが期待されます。

まとめ



2050年に向けて、岡山大学は地域のニーズに応える新たな技術や教育システムを開発し、共に暮らす未来を共創する姿勢を示しました。岡山大学の取り組みに、今後もますます注目が集まることでしょう。


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