革新的バイオプロセス始動
2025-09-17 11:31:52

コリネ菌ATCC13032株を使用した新バイオプロセス事業が始動

新しい時代の幕開け



株式会社CO2資源化研究所(以下、CO2資源化研究所)は、革新的な生物技術を活用した新しいプラットフォーマー事業の展開を開始しました。同社が特に注目しているのが、コリネ菌ATCC13032株です。このプロジェクトは、コリネ菌を生かした革新技術を通じ、持続可能な社会の実現に向けて新たな可能性を切り拓くものです。

増殖非依存型バイオプロセス



CO2資源化研究所の代表取締役である湯川英明氏によると、今回のプロジェクトは「増殖非依存型バイオプロセス」を実現することを目指しています。このプロセスは、微生物を化学触媒として利用することで、従来の発酵法では解決が難しかった多くの課題を克服する可能性を秘めています。具体的には、以下のような利点が挙げられます。

  • - 高効率な生産: 微生物を効率的に利用することにより、従来の生産方法に比べて大幅に生産効率を向上させることができます。
  • - 発酵阻害物質への高い耐性: 従来のバイオプロセスでは問題とされていた発酵阻害物質に対しても高い耐性を持つため、より安定した生産が可能です。
  • - 複数基質の同時利用: 複数の原材料を同時に活用できるため、多様な製品の生産が期待されます。

この革新技術は、すでに国内外で高い評価を受けており、2011年にはバイオものづくりベンチャーとしての基盤を築き上げました。また、同年にアメリカ工業微生物学会からも権威ある賞を受賞するなど、国際的にも認知が広がっています。

R株からATCC13032株へ



当初、コリネ菌研究で使用されていた「R株」は、スケールアップの面で課題を抱えていました。そこで、CO2資源化研究所は新たにATCC13032株の研究へとシフトし、最終的には経済性を高めた次世代型バイオプロセスの開発に成功しました。これにより、産業界からの関心も増しています。

国内外の共創



現在、CO2資源化研究所では、国内外の企業や研究機関と連携を深めています。コリネ菌の工業利用を模索している企業にも積極的に協力を申し込み、世界規模での産業化を推進する方針です。特に、コリネ菌研究の「梁山泊」としての役割を果たすことを目指し、研究者たちとの共創を通じて、技術革新を進めています。

未来への展望



同社は、コリネ菌の新たな活用法によって持続可能な産業を目指し、これからも挑戦を続けていきます。「日本発の技術を世界へ」というビジョンのもと、より良い未来を築くための一歩を踏み出しています。新たなバイオ技術の発展が、持続可能な社会の実現に大きく寄与することを期待しています。

会社情報



  • - 会社名: 株式会社CO2資源化研究所
  • - 所在地: 東京都港区台場2丁目3-1 トレードピアお台場14階
  • - 設立: 2015年8月
  • - 代表者: 湯川 英明
  • - HP: CO2資源化研究所

持続可能な未来のために、CO2資源化研究所の取り組みから目が離せません。


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