美術の祭典
2025-11-20 13:57:55

伝統と現代が交わる美術の祭典、国立新美術館で開催

伝統的工芸品の魅力が集結!国立新美術館での公募作品展



2025年11月26日(水)から12月8日(月)まで、東京の国立新美術館にて「伝統的工芸品公募作品展」が開催されます。全国の伝統工芸産地から集まる多彩な作品が一堂に会し、観覧者を魅了します。このイベントは、経済産業大臣が指定した伝統的工芸品の作り手を対象にした公募展であり、作品の技術、アイディア、そして完成度が競われる特別なコンクール展です。

開催概要


本展は、伝統工芸の分野における新たな挑戦を示す場ともなっており、幅広い年齢層の作り手による244点の作品が公開されます。会場は国立新美術館の展示室1D(六本木)で、入場は無料です。

  • - 会期: 2025年11月26日(水)~12月8日(月)\
  • - 休館日: 12月2日(火)\
  • - 開室時間: 10時~18時(最終日は13時まで)\
  • - 最終入場: 閉室の30分前まで

受賞作品の発表


厳正な審査の結果、受賞作品が決定しました。今年の“内閣総理大臣賞”には、大分県の別府竹細工『一楽編みバッグ』(作:大谷良三)が輝きました。さらに“衆議院議長賞”は輪島塗の『市松二彩盛器』(作:吉田宏之)、“経済産業大臣賞”には高岡銅器の『みごころ 千菊』(作:株式会社山口久乗)が受賞しました。これらの作品は、実用性と独自の美しさが融合したものばかりです。

様々な工芸品が展示


受賞作を含む244点は、織物、陶磁器、漆器、木工品など、90もの産地から集まった作品です。20代から100歳を超える職人の手による作品がずらりと並び、それぞれの技が生き生きと表現されています。この展示は、日本の伝統技術を体験できる貴重な機会です。ぜひ、実際に作品を手にとってその魅力を感じていただきたいと思います。

ギャラリートークも実施


また、会期中の土・日曜日には、伝統工芸士によるギャラリートークも行われます。各回ごとに異なるテーマで、専門家がその技術や歴史について解説します。

  • - 11月29日(土): 着物編
  • - 11月30日(日): 木工品編、漆器編
  • - 12月6日(土): 金工品編
  • - 12月7日(日): 諸工芸品編、陶磁器編

これらのトークは中学生以上の参加が可能で、予約は不要です。この機会に、日本の伝統工芸の奥深さに触れてみてください。

伝統工芸品とは?


経済産業大臣指定の伝統工芸品は、手作業で生産され、かつ100年以上の歴史を持つ技術によって作られた工芸品です。展示される作品はすべて、これらの厳しい基準を満たしています。

さらに展開される優秀作品展


受賞作品は、2025年12月19日(金)から2026年1月8日(木)に、ギャラリーショップ「伝統工芸 青山スクエア」でも再展示されます。こちらの会期においても、優れた工芸品との出会いが楽しめます。

この「伝統的工芸品公募作品展」は、伝統技術の豊かさと多様性を感じられる貴重な機会です。ぜひ足を運び、職人たちの熱意と技術を直接体感してください。


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