古屋星斗氏が語る！自主的なキャリア形成の秘訣とは

2月5日（水）、東京都中央区にて、「会社はあなたを育ててくれない」の著者である古屋星斗氏による出版記念イベントが行われました。このイベントは一般社団法人プロティアン・キャリア協会の主催で、キャリア形成に悩む若手社員や管理職をターゲットにした内容が展開されました。

イベントの様子

古屋氏は、「可処分時間の使い方」や「エンタメとの向き合い方」に関して話を進めました。特に、昨今の法改正により若手社員の労働時間が短縮され、同時に有給休暇の取得率が上昇する中で、自由に使える時間が増えていることを強調しました。その時間をいかに利用するかが、キャリア形成の質に大きく影響するというのです。

「可処分時間をどう使うかが、その人の成長に直結する」との話は、若手社員にとって非常に重要なメッセージです。今の社会では、主体的に学び成長する姿勢が求められています。

次に話題に上がったのは、エンターテインメントの存在です。現在、NetflixやYouTube、SNSなど、私たちを取り巻くエンタメの誘惑は増加しています。その一方で、古屋氏は「エンタメを楽しんでいるときに感じる罪悪感」についても触れましたが、これには注意が必要です。エンタメは単なる消費物ではなく、異文化を知る機会や新たなトレンドを吸収する手段でもあるという視点が強調されました。

つまり、エンターテインメントを完全に排除するのではなく、バランスよく生活の中に取り入れて活用することで、心身の健康を維持しつつ、効果的な成長が期待できるというのです。

イベントを振り返って

参加者たちは、自分のキャリアについて再考する貴重な体験を得ました。古屋氏の話を通じて、自分自身の「キャリアオーナーシップ」の重要性を感じ、自らの個性や価値観を反映させた働き方を意識するようになったのではないでしょうか。今後のキャリアの成功は、限られた時間を効率的に活用することがカギになるといえます。

書籍「会社はあなたを育ててくれない」について

古屋氏の著書は、現代の労働環境における「会社はあなたを育ててくれない」という現実を踏まえ、どのようにキャリアを設計し、具体的な行動を起こしていくかを提案しています。特に、若手社員や学生にとって、信頼のおけるロールモデルがいない中で、どのように不安を克服していくのかが重要なテーマとなっています。

この書籍を通して、古屋氏は読者に、主体的なキャリア構築への道を示し、実際の調査データを活用しながら現実的な指針を提供しています。

まとめ

参加者からは、「可処分時間の意味を改めて考える機会を得た」や「エンタメとの付き合い方を見直した」との感想も寄せられました。今後、現代の労働環境において個々がどのように成長とキャリアを確立していくのか、極めて重要なテーマです。本イベントを通じて得た教訓を、今後のキャリアデザインに活かしていきましょう。