連携協定締結!レールダルと東京医療保健大学が医療教育を変革
このたび、レールダルメディカルジャパン株式会社(以下、レールダル)と東京医療保健大学が新たな連携協定を締結しました。この協定は、看護・医療系教育におけるシミュレーション教育とデジタル変革(DX)の推進が中心となっており、2025年10月16日に調印式が行われました。
教育の質向上を目指す強力なパートナーシップ
両者の協力は、医療教育の質を向上させることを目的としています。具体的には、シミュレーション教育の高度化や、学習成果の可視化、そしてコンピテンシー基盤型教育(CBE)を取り入れた新しい教育モデルの確立を目指します。そのために、知見や資源の共有を行い、ベストプラクティスの開発や普及を促進します。
調印式は東京医療保健大学五反田キャンパスで行われ、同大学の亀山周二学長とレールダルのスヴェンホーコンクリステンセン社長が連携開始の意義を強調しました。
学長・亀山周二氏のコメント
「看護教育モデル・コア・カリキュラム改訂に伴い、教育成果の可視化がより重要になると考えております。レールダルが提供するシミュレーションツールを活用することで、学生へのフィードバックが容易になり、実践力の向上につながるでしょう。また、非認知能力の評価も行うことで、教育の質保証が新しい段階に進むことが期待されます。」
クリステンセン社長の期待
スヴェンホーコンクリステンセン社長は、「私たちの使命は生命を救う手助けをすることであり、教育やトレーニングを通じて医療現場で自信を持って行動できる人材を育てることを支援しています。東京医療保健大学は日本におけるデジタルラーニング技術の先駆者であり、共に力を合わせて医療教育を進化させていきたいと考えています。」と展望を述べました。
シミュレーション教育とデジタル技術の融合
今回の連携により、シミュレーション技術とデジタル技術の融合が進められます。具体的には、データを駆動とした教育課程が整備され、学習者や教員の目標設定や進捗状況の可視化をサポートします。これは、学生の成長を促すための重要なステップとなるでしょう。
さらに、将来的にはシームレスな基礎教育から継続教育に至るまで、新しい教育基準を導入し、より効果的な医療人材を育成することを目指しています。
レールダルメディカルジャパンについて
レールダルメディカルジャパンは、1940年に設立されたレールダルメディカル社の日本法人で、ノルウェーのスタバンガーに本社を構えています。当社は、医療現場での質向上と生命の救助に貢献する製品やソリューションを提供しています。特に、1960年に登場した近代的な蘇生技術(レサシアン)以降、60年以上にわたり医療教育の分野で活躍し続けています。
この新たな連携が、医療教育の質を一層高めることに寄与することを期待しています。