アイエスエフネットが実施したD&I意識調査の結果と今後の取り組みについて

株式会社アイエスエフネットは、全社員を対象にしたダイバーシティ＆インクルージョン（D&I）に関する意識調査を行い、その結果を公表しました。調査は、社員の多様性や心理的安全性を測ることを目的とし、823名が回答しました。最も高い評価を得たのは、D&Iに対する企業の取り組みが組織全体に浸透している点です。しかし、この調査はまた、改善が求められる課題も浮き彫りにしました。

調査実施の背景

企業経営においてD&Iは、持続的成長を支える重要な要素となっています。多様な人材が自分らしく働ける環境は、エンゲージメントや生産性の向上につながります。アイエスエフネットでは、すべての社員が安心して働ける環境を提供することを目指し、この意識調査を実施するに至りました。

調査結果の概要

調査結果によれば、83.5％の社員が「会社はダイバーシティに真摯に取り組んでいる」と答え、ポジティブな評価が目立ちました。特に、会社のD&Iへの取り組みが日常的な経営姿勢として浸透していることが明らかとなりました。

多様性の受容

多くの社員が「自社のメンバーは多様だ」と感じており、82.5％の回答者が肯定的な意見を持っています。これは、技術系企業においても多様な人材が共に働く環境が実現されていることを示しています。さらに、74.6％が上司や同僚が自身の健康に気を配っていると感じており、心身の健康を支える企業風土が築かれていることが分かります。

員の支持する職場環境

また、73.1％の社員が心理的安全性が確保されていると感じており、サポートし合う職場の環境が整いつつあることがデータから確認されました。しかし一方で、深いレベルでの心理的安全性が十分ではないという課題も明らかとなりました。

課題と今後の取り組み

調査の結果、社員が自分の弱みを相談できる環境や、自分らしく振る舞えるコミュニティの形成に課題があることがあることが分かりました。特に、ロールモデルとなる社員が少ないと感じる社員が多く、これはテレワークの影響もあると考えられます。

今後は、調査結果に基づいて改善策を策定し、社内コミュニティを活性化させる取り組みを実施する予定です。またロールモデル紹介の仕組みを導入し、誰もが安心して働ける環境づくりを進めていく方針です。