アース製薬、スポーツ庁の健康企業認定を2年連続で獲得
アース製薬株式会社は、従業員の健康を重視した取り組みが評価され、スポーツ庁の「スポーツエールカンパニー2025」に2年連続で認定されました。この制度は、健康増進のためにスポーツ活動を積極的に行う企業を称えるものです。持続可能な発展を目指す企業が年々増えてゆく中、アース製薬の取り組みは特に注目されています。
健康経営の重要性
アース製薬は、社員およびその家族の健康管理を経営課題の1つとして位置づけており、「アース健康宣言」を制定しています。健康をテーマにしたイニシアチブには、ウォーキングイベントや様々なスポーツ活動、さらにラジオ体操の実施が含まれていますが、その目的は単なる体力向上にとどまりません。業務の生産性や創造性向上にもつなげることを目指し、健康な人間関係の形成を狙っています。
ウォーキングイベントの取り組み
特に目を引くのは、アース製薬が主催するウォーキングイベントです。このイベントでは、専用アプリで歩数やランニング距離を自動計測でき、2019年からはグループ企業全体での参加が呼びかけられました。2024年には地球3周分の合同歩数を目標に設定し、各社が達成状況を共有し合うなど、コミュニケーションの活性化にも力を入れています。運動習慣を継続するための刺激として、優秀者には協賛品が贈られ、社員同士のつながりも深まっています。
多彩なスポーツ文化活動
アース製薬は、2014年から始まったスポーツ文化活動も充実しています。ゴルフ、テニス、マラソンなどの競技が部活動として実施され、部活動の後にはレポートが社内イントラネットで共有されます。こうした活動には初心者へのサポートもあり、各競技が仲間とのコミュニケーションの場になることも重要視されています。家族も参加できる環境が整い、職場外での結びつきを強化する役割も担っています。
ラジオ体操の習慣化
赤穂事業所内では、1993年から始まったラジオ体操が業務開始前に行われています。この体操はより身体を動かしやすい状態にするための良いウォームアップになっています。体操が始まるとき、業務が始まるという感覚が定着しており、習慣化されたこの行動は仕事の効率や創造性を高める手助けをしています。
100年間の歩みを振り返って
アース製薬は2025年に設立100周年を迎えます。これまでの「生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する」という経営理念は今も変わらず、人々の健康と快適な生活を実現するための努力を続けています。全国的な展開を進める中で、虫ケアやオーラルケアといった製品を通じて、世界中に広がっています。今後も変化を恐れず、果敢なチャレンジ精神を持ち続けることで、さらなる成長と社会貢献を目指していくとしています。
アース製薬の取り組みは、単なる企業活動を超えて、社員はもちろんその周囲の人々にも良い影響を与えているのです。次の100年に向けた取り組みの一環として、アース製薬は健康経営を推進し、多くの人々と共に成長していくことでしょう。