岡山大学の意見交換会
2025-02-02 00:59:27

岡山大学が地域連携を強化する研究基盤・研究力向上に関する意見交換会を開催

岡山大学、地域連携の強化に向けた意見交換会を開催



国立大学法人岡山大学は、2024年12月27日に大阪大学豊中キャンパスにおいて、「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に基づく研究基盤や地域連携についての意見交換会を実施しました。参加大学には、大阪大学、大阪公立大学、奈良工業高等専門学校が含まれ、各機関間での知見を共有する貴重な機会となりました。

意見交換会の目的



今回の意見交換会は、研究基盤や地域の課題解決を目的としたものであり、特に液体ヘリウムのリサイクル事業についての取り組みが中心に据えられました。液体ヘリウムは、低温物理学の実験などで欠かせない重要な物質であり、その安定供給と効率的な利用が求められています。岡山大学は、中四国・播磨地域での液体ヘリウムリサイクル構想を構築中であり、他大学との連携が不可欠です。

J-PEAKSの理念



J-PEAKSは、地域の特色を生かした研究大学の強化を目指す事業であり、特に人材育成とイノベーションの創出を重視しています。本学から参加した畑中耕治本部長は、「研究基盤」は機器や設備だけでなく、これらを運営する「人材」も重要であると強調しました。人材育成を通じて研究チームの共有を促進し、高度な研究環境を整備することが求められています。

河本雅紀課長も、地域的な資源を最大限に活用するための「人材の高度化」を取り上げ、具体的な取り組みを発表しました。これにより、どのように地域の研究力を底上げできるかが議論されました。

研究基盤と地域の連携



意見交換の中で、既存の「阪奈機器共用ネットワーク」における取り組みや、液体ヘリウムリサイクル事業の進展についても意見が交わされました。これまで大阪大学と奈良工業高等専門学校で進められている液体ヘリウムのリサイクル事業は、岡山大学にとって貴重な参考材料となります。地域での大学間連携が進むことで、機器利用の効率化や研究活動の向上が期待されています。

次なるステップ



意見交換会の後には、参加大学達による機器利用予約システムに関するディスカッションも行われました。このような交流が生まれることで、各大学が持つ研究・開発のアイデアや方法論をさらに進化させていくことができるでしょう。特に、岡山大学は文部科学省のJ-PEAKS事業に採択されており、その実施に向け、地域協力や国際連携を強化しています。

今後、岡山大学は地域の未来に向けた研究力の向上を目指し、液体ヘリウムの供給だけでなく、その利用促進を進めることでさらに価値を創造していく計画です。地域とともに成長し、社会変革を実現するために岡山大学の挑戦に是非ご期待ください。

コアファシリティポータルの活用



岡山大学では、機器利用予約システム「コアファシリティポータル(CFPOU)」を通じて、機器利用の効率化を図っています。このポータルでは、研究成果の状況を確認しやすくするため、エルゼビア社のPureと連携した論文出版状況のチェックが可能です。今後もCFPOUの使いやすさを追求し、利用者のニーズに応えるシステムの構築を進めていく予定です。

終わりに



岡山大学は、地域研究を通じて持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。研究機関同士のさらなる連携や、地域の課題に応えることで、より良い未来を創造していくことに注力していきます。意見交換会での得られた情報をもとに、研究基盤・研究力の向上に向けて邁進する岡山大学にご注目ください。


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