地域特化型アプリ「SpotsNinja」が快挙達成
イオリア株式会社が開発した地域情報アプリ「SpotsNinja」が、この度累計利用者数15万人を突破したことを発表しました。また、月間利用者数(MAU)は5.7万人に達し、堅実な成長を見せています。このアプリは福岡県と広島県の2県に特化して提供され、オーガニックな流入のみで着実にユーザーを増やしてきました。
「SpotsNinja」の誕生と成長の軌跡
このアプリの成長の歴史を振り返ると、2024年8月に広島県限定のα版がリリースされ、わずか1か月で1.5万人のユニークユーザーを達成しました。その後、2025年1月にはテレビ東京系の番組「全力イノベーターズ」で特集され、全国にその名を知られることとなります。
続く1月7日には、ユーザー投稿機能を含むβ版を福岡県でリリースし、数多くのユーザーインタビューを基に機能追加を行いました。特に圧巻なのは、2025年2月26日に行われたリコー主催の「TRIBUS2024」において、優れた生成AIと地域情報のプラットフォームとして「インパクト・キャピタル賞」と「TIS賞」をダブル受賞したことです。
4月には累計利用ユーザー数が5万人を突破し、6月には千葉県柏市と三井不動産と共に「KOIL STARTUP PROGRAM 2025」に採択され、新たな実証実験へと進む道を開きました。最終的に、2025年7月23日には15万人の利用者を達成し、全国展開の基盤を確立しました。
今後の取り組み
今後の展開として、まず秋を予定してネイティブアプリ版のリリースが控えています。この新バージョンでは、GPSやスマホ端末を活用した機能が充実し、屋内・屋外を問わず使いやすい設計となっています。ユーザーの居住地や職場といった設定を超えて、リアルタイムで近くの新着スポットやイベント情報をプッシュ通知で届くのも魅力です。
また、企業や自治体との連携強化も図っており、既に柏市との共創を皮切りとして、日本全国の自治体や観光関連事業との協業が進められています。この連携によって、APIを通じた最新の地域情報をユーザーに提供することが可能になります。
さらに、AIエージェント機能の開発も進行中で、2025年秋にはベータ版がリリースされ、ユーザーからのフィードバックを活かした改良が進められる予定です。具体的な機能については現在のところ非公開ですが、今からその内容に期待が寄せられています。
資金調達の新たな一歩
創業から約2年間、自己資本での開発が続けられてきたイオリア株式会社は、さらなる成長に向けた資金調達を検討しています。この度、複数のベンチャーキャピタルからの問い合わせも受けており、今後の展開に目が離せません。
会社概要
会社名:イオリア株式会社
代表者:松原元気
所在地:東京都渋谷区渋谷2-19-15 宮益坂ビルディング6F
事業内容:地域特化型ソーシャルメディア「SpotsNinja」の開発及び運営
法人URL:aeolia.co.jp
サービスURL:
spotsninja.com
このように、「SpotsNinja」は地域を支える新たな情報発信の形を提供し続けています。利用者としての新しい体験が、今後どのように進化していくのか、ぜひ注目してみてください。