魚津市とタイミーが連携し新たな働き方を提案する取り組み

富山県魚津市とタイミーの新たな取り組み

株式会社タイミー（東京都港区、代表取締役：小川嶺）は、富山県魚津市（市長：村椿晃）との事業連携協定を締結し、地域の労働力の活用に向けた新たな施策を展開します。この取り組みの目的は、地域の課題解決とともに、柔軟な働き方である「スポットワーク」を導入することです。これにより、魚津市内の潜在的な労働力を引き出し、市内事業者の人材確保や経営課題の解決を図ります。

自然と文化に恵まれた魚津市

魚津市は、北アルプスと富山湾に囲まれた自然豊かな地域です。市内には蜃気楼やホタルイカ、魚津埋没林（国の特別天然記念物）などの観光名所があり、歴史ある魚津水族館や300年以上続くたてもん祭りといった文化資源も備えています。こうした環境は、観光客や地元住民にとっての魅力的な資源です。

しかしながら、魚津市での課題も少なくありません。少子化や労働人口の流出が深刻化し、人口は減少傾向にあります。1985年には49,825人の市民がいましたが、最近では自然減が強まり、2040年には高齢化率が40%を超える見込みです。さらに、若者が進学や就職で地元を離れ、そのまま戻らない傾向も見受けられ、人材不足がさらに深刻な状況になっています。

タイミーの取り組み

タイミーは、こうした地域の労働力不足を解消する手段として、スポットワークを活用します。スポットワークは、時間や場所にとらわれず柔軟に働くことができるスタイルであり、主に子育て世代やシニア層といった多様な方々に働く機会を提供します。

具体的には、タイミーは市内事業者に対し、スポットワークの導入支援を行います。説明会を開催し、地域事業者が求める人材確保の方法や働き方の提案をしながら、地域内で働く意義を広めていきます。また、職場のニーズに応じたマッチングを行い、手軽に働きたい方々が利用できるようなサポートも行います。

この取り組みには、タイミーが持つノウハウや経験も活かされ、市内の潜在的な労働力を喚起して、地域経済の活性化を図ります。タイミーが掲げるミッションには、「はたらく」を通じて人々の人生の可能性を広げることがあり、この理念を基に魚津市と共に地域課題に挑んでいきます。