職場での学びを実践できる受講者の特徴とは
株式会社NEWONEは、企業の人材育成をサポートするコンサルティング会社です。2025年8月から10月にかけて、55社、3,344名を対象に実施した研修の結果をもとに、研修後に受講者が職場での学びを実践できそうと感じるための要因を分析したレポートを発表しました。ここでは、その結果を基に職場のエンゲージメント向上に向けた貴重な洞察を紹介します。
研修実施の背景と目的
ここ数年、多くの企業が人材育成に投資を増加させていますが、実際に研修を受けた後にその学びを業務に活かせているかという点では課題が残っています。そこでNEWONEでは、参加者が研修への満足度や実践に対する期待度をフィードバックするためのアンケートを実施し、多角的に分析を行いました。このレポートの目的は、学びを職場で実践できると感じている受講者の特徴や環境要因を特定することにあります。
調査の概要
調査は2025年8月6日から10月31日までの間に実施され、55社の受講者を対象としました。調査内容は、研修に対する満足度や学び、気づき、職場での活用期待度を中心に評価されました。受講者の職場環境についても、上司との信頼、同僚との関係性、心理的安全性など、多くの項目について5段階による評価を行いました。
調査結果の分析
1. 職場環境が影響する研修テーマの違い
受講した研修のテーマによって、受講者が職場で「学びを活用できるか」と感じる環境に対する評価が異なることが分かりました。例えば、キャリア研修では、業務での達成感や成長実感、ミッション・ビジョンへの共感が強く影響していることが示唆されました。一方、リーダーシップ開発研修では、上司との信頼関係や困難な場面での支援環境が「職場での活用期待度」に直接影響を与えることが明らかになりました。
2. 階層による実践への影響
受講者の職階に応じて、実践を後押しする要因が異なることも見えてきました。部長や課長クラスの受講者は、成長実感の有無が学びの活用期待度に大きな影響を与えており、自らの成長を感じているほど学びを実践する意欲が高まる傾向にあります。一方で一般クラスの受講者にとっては、ミッション・ビジョンへの共感や強みを活用する機会が実践への動機機となることが示されました。
3. 業界による特徴
さらに、業界ごとに受講者の職場環境に対する評価にも違いが見られました。情報・通信業界ではミッションへの共感が低い傾向があり、サービス業界では全体的に人間関係への課題感が強いことが分かりました。これらの特徴は業界の特性からも影響を受けていると考えられます。
今後の取り組み
NEWONEでは、今後も研修から職場実践の接続点を明らかにする取り組みを進め、受講者の学びを現場に活かせる環境作りを支援します。また、各社に提供する「個社別分析」のサンプルもダウンロード可能です。詳細は公式サイトをご覧ください。
会社概要
株式会社NEWONEは「新しい価値を生み出す」をテーマに、企業向けの研修プログラムを提供しています。人的資本経営の流れを受けて、社員が主体的に働ける環境づくりを支援し、成果と成長を両立させるサポートを行っています。実績にはソフトバンクやカゴメといった大手企業も含まれます。
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