慶應義塾大学とSEEDERが共催したAIワークショップの成果と展望
慶應義塾大学商学部の清水聰研究会とSEEDER株式会社がタッグを組んで、商品開発に特化したAIデータベース「Future Store」を活用したワークショップを開催しました。この取り組みは、学生たちが未来の消費価値観を洞察することを目的としたもので、AI技術を駆使した新たな商品開発手法を学ぶ貴重な機会となりました。
ワークショップの内容
本ワークショップは全2回にわたり実施されました。初回では、商品開発やビジネスコンサルティングにおいて豊富な経験をもつSEEDERから、商品や事例の分析方法や生活者インサイトの捉え方についての講義が行われました。これにより学生たちは、デザインリサーチや商品開発に必要な基礎知識を身につけることができました。
次に、後半では「Future Store」に蓄積された100万件以上の新商品アイデアと40万件のペルソナデータを活用し、実際に学生たちが生活者視点でのアイデア分析に挑戦しました。彼らは未来の消費者価値観について深く考察し、学生ならではの独自の視点からマーケティング戦略を検討することができました。
学生の感想
参加した学生からは、以下のような声が寄せられました。
- - 「現在の商品と未来の商品を比較することで、消費者が何を求めているかを考える良いきっかけになりました。フィードバックを通じて、自分がまだまだ浅いことを痛感しましたので、今後はもっと掘り下げて考えたいと思います。」
- - 「ワークショップを通じてFuture Storeに対する興味が深まり、マーケティングの実践的な学びが得られました。リサーチ力やクライアント視点の不足を実感しました。」
- - 「全2回が緊張感あふれる楽しいもので、特に未来発想やトライブの概念について考えることができたのが印象的でした。それぞれの独自の観点からアイデアを出し合う中で、新たなインスピレーションを得ました。」
今後の展望
このような取り組みを通じて、清水聰研究会とSEEDER株式会社は学生の視点とAIを活用したデータドリブンな商品開発手法を融合させ、新しい学びの形を提供しました。未来に向けて産学連携が進む中、学生の持つ感性が今後のイノベーションを創出する鍵となるでしょう。これからも若者の視点を社会に活かしていく取り組みが期待されます。
清水聰研究会について
清水聰研究会は、マーケティングと消費者行動論という2つの視角から、企業の適切なマーケティング戦略を研究しています。学生には物事を深く考える力を養うことを目指し、福沢諭吉が提唱した「実学の精神」を大切にしています。公式【
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SEEDER株式会社について
SEEDERは生活者発想を基盤に、5年先の市場の未来を読み解くことを目指した会社です。豊富なリサーチデータを基に、新たな商品の創出を支援しています。彼らのウェブサイト【
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【Future Storeとは】
Future Storeは国内最大級の新商品アイデアデータベースで、商品アイデアの実現を支援します。詳細は【
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