Specteeが挑む新たな防災の形
2025年5月8日、東京の赤坂ガーデンシティにて開催される「Japan Innovation Connect」が注目を集めています。このサイドイベントは、アジア各国の企業、投資家、そして行政関係者をつなげることを目指した国際的なネットワーキングイベントです。そんな中、特に注目すべきは、株式会社Specteeの取締役COOである根来諭氏がパネリストとして登壇することです。
防災テックの最前線
Specteeは、防災テクノロジーに特化したスタートアップであり、SNS、気象データ、自動車のプローブデータ、全国の1万台以上の道路・河川カメラを活用し、迅速に災害情報を収集、可視化、予測します。特に、彼らのAIリアルタイム防災・危機管理サービス『Spectee Pro』は、全国の自治体や報道機関、インフラ企業などに導入され、災害時の情報提供やリスク管理に大きな役割を果たしています。
根来氏はこのパネルディスカッションで、ASEAN市場における事業進出についての知見を共有し、具体的にはフィリピンでの成功事例を挙げながら、その具体的な戦略や課題について深く掘り下げる予定です。海外に進出する日本の防災テック企業として、Specteeの取り組みは注目に値します。
イベントの詳細
本イベントは主催がTECHSHAKE PTE.LTD.、株式会社ベクトル、株式会社ケイ・ブリッジの3社で行われ、開催日時は18:00から21:00まで。会場は東京都港区赤坂4丁目の赤坂ガーデンシティ18F、モデレーターにはGerry Dy氏が担当します。
さらに、Specteeは東京ビッグサイトで行われる「SusHi Tech TOKYO 2025」展示会においても出展予定で、ここでは『Spectee Pro』のデモ展示が実施される予定です。展示期間は5月8日から10日までの三日間で、特にビジネスデイには業界関係者に向けたデモが行われる見込みです。
最新技術の可能性
本番組の一環として、Specteeでは災害情報の可視化技術に焦点を当て、どのようにしてリアルタイムに情報を収集し、処理できるのか、その裏にある技術とビジネスモデルについても語られます。特に、同社のもう一つのサービス『Spectee Supply Chain Resilience』は、サプライチェーンリスク管理を可視化する技術で、業界におけるトレンドとしても非常に重要な位置を占めています。
未来へ向けた一歩
これからの社会において、防災テクノロジーの重要性はますます増していくことでしょう。さらに、グローバルな視点から見ると、日本の技術がどれだけ海外で通用するのか、また他国とどう連携していくのかが、今後の大きなテーマとなります。Specteeの取り組みがその一歩を切り拓くことを期待しつつ、今後の展開を楽しみにしています。
会社概要
本社:東京都千代田区五番町 12-3五番町YSビル 3階
代表者:代表取締役 CEO 村上建治郎
設立:2011年11月11日
公式サイト:
https://spectee.co.jp