産後うつを未然に防ぎ、支援を広げるシンポジウム
2023年4月29日、東京都内で開催されるシンポジウムでは、現役のママ&パパ4400人の声を通じて、子育て支援の現状を知ることができます。このイベントは「産後うつを未然に防ぎ、親が安心して子育てできる社会を作るため、今できることを考える」をテーマにしています。
産前産後トータルケアネットワークの取り組み
本シンポジウムを主催するのは、東京都中央区に拠点を置く産前産後トータルケアネットワークです。代表の行本充子氏は、自身の子育て経験を踏まえて、他のママ&パパにも役立つ情報を提供することを目指し、実態調査を実施しました。この調査には、子育て中の4400名の親たちの声が反映されています。
調査の結果、以下のような問題点が浮かび上がりました。
- - 母親の精神的負担は4年前と変わらず高い
- - 母親と父親の負担感には大きな違いがある
- - 利用されていない支援が多い
これらの結果から、子育ての現場で何が求められているかが明らかになりました。支援が行き渡っていないことが問題である一方、利用しやすい支援を充実させることが急務であると考えられています。
シンポジウムのプログラム
シンポジウムは10時からスタートします。プログラムは以下の通りです。
- - 10:00〜 ママパパの味方宣言の内容と実態調査の報告
- - 10:30〜 基調講演:立花良之氏が「産後うつを未然に防ぐために社会がするべきこと」についてお話しします。
- - 11:20〜 質疑応答
- - 11:30〜 今後の取り組みや勉強会のお知らせ
- - 12:00〜 意見交換会
立花良之先生は、一般社団法人心と命に寄り添う地域づくり推進協議会の代表理事として、産後うつの専門家です。彼の講演を通じて、社会が果たすべき役割について深く理解できる貴重な機会です。
参加方法と概要
開催場所は、東京駅から徒歩1分のTKP東京カンファレンスセンターです。オンラインでも参加可能なので、遠方の方でも気軽に参加できます。参加費は3000円で、申し込みは公式リンクから行えます。限定的な人数のみの参加が可能ですので、関心のある方は早めの申し込みをお勧めします。
https://peatix.com/event/4333289/view
代表の行本充子氏の背景
行本氏は、アパレル業界でのキャリアを経て、妊娠・出産後に孤独な子育てを経験しました。支援の必要性を実感し、同じような立場のママたちを助けるため、協会を設立しました。シングルマザーとして子育てをしながら活動を続けています。
結び
少子化が進む現在、ママパパたちはどのような支援を必要としているのか、一緒に考えてみませんか。子育てを支えるコミュニティの重要性を再認識し、参加者全員で未来を見つめる貴重な時間を共有しましょう。