ABBがTIME誌での持続可能性評価における輝かしい成果
スイスのグローバルテクノロジーリーダー、ABBがTIME誌とStatista社が発表した「世界で最も持続可能な企業2025」で14位に選ばれ、スイス全産業の中では3位という栄誉を受けました。この評価は、世界各国の企業から5,000以上の候補が競い合う中で得られたものです。
評価の基準と選定プロセス
TIME社とStatista社は、売上高や時価総額、知名度を考慮し、35カ国、21業種から選出された上位500社を対象に評価を行いました。このプロセスは、企業の持続可能なビジネス運営、外部へのコミットメント、報告の透明性及び環境・社会的な指標を基準としており、企業の持続可能性スコアは最大100ポイントで、ABBはなんと81.92ポイントを達成しました。
最高評価を受けたABBは、自社のサステナビリティのアプローチについて、"透明性と説明責任を重視し、サステナビリティをビジネス戦略に組み込んだ結果です。"と、同社のサステナビリティグループ責任者、アンケ・ハンペルは語ります。ABBは、低炭素の社会を築くための施策を推進し、資源の保全とネットゼロの未来への道を開こうとしています。
ABBの具体的な目標について
ABBは、科学に基づく目標設定(Science Based Targets Initiative、SBTi)に基づき、2030年までにスコープ1および2の温室効果ガス(GHG)排出量を2019年比で80%削減、さらには2050年までに100%削減を目指しています。2024年時点で既に78%の削減に成功し、スコープ3の排出量も2022年比で8%削減を達成しています。
また、ABBは国際的な環境NGOであるカーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)からも、その透明性と気候変動に対するパフォーマンスのリーダーシップが高く評価され、2025年4月に発表される「Aリスト」に選ばれています。加えて、2025年5月にはMSCI ESG評価においても最高評価のAAAを獲得しました。
ABBの未来に向けた取り組み
ABBは、エレクトリフィケーションとオートメーション技術の分野でリーダー的役割を果たし、持続可能で資源効率の高い未来の実現に向けて邁進しています。エンジニアリングとデジタル化の専門知識を融合させることで、産業のパフォーマンス向上を図り、効率性、生産性、そして持続可能性を高める支援をしています。これを同社は「Engineered to Outrun」と呼んでいます。140年以上の歴史を持つABBは、世界中で110,000人以上の従業員を有し、スイス証券取引所およびナスダック・ストックホルムに上場する企業です。
ABBの持続可能性への取り組みやその進捗は、
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