穴水町の「まいもんまつり」を再興しよう!
石川県能登半島に位置する穴水町。ここで開催される「まいもんまつり」は、町の美味しさを詰め込んだ食の祭典です。その名の通り、「まいもん」は能登の方言で「美味しいもの」を指します。この祭りは1988年から続き、地元の飲食店と協力しながら、四季折々の味を楽しむ場として親しまれてきました。
しかし、残念なことに、令和6年に発生した能登半島地震により、多くの飲食店や地域が大きな打撃を受け、観光客の数も減少しています。こうした厳しい状況から、穴水町観光物産協会と地域が一体となり、「まいもんまつり」を再興するための取り組みを始めました。
「さとタボラ」の支援による新たな挑戦
株式会社さとゆめと株式会社STABLESは、このプロジェクト「Sato alla Tavola」(さとタボラ)を通じて、食を通じて地域と都市をつなげる取り組みを行っています。さとタボラの目的は、地域の食材を使用した新しい料理を提案し、都市部との交流を図ることです。
具体的には、穴水町の食材を使ったオリジナルメニューの提供や、マルシェ・食事交流会の首都圏開催が計画されています。また、秋に予定されている「まいもんまつり秋の陣・牛まつり」では、専用のツアーが用意され、穴水町への誘客を促進する狙いがあります。
季節ごとの祭りを盛り上げる取り組み
令和7年10月の「まいもんまつり秋の陣・牛まつり」に向けて、以下のイベントが企画されています:
1.
食事交流会・マルシェの開催(9月27日)
新施設800°DEGREES TAKANAWAにて、穴水町の生産者を招いた食事交流会を行います。また、地域食材を直販するマルシェも同時開催します。
2.
穴水町オリジナルメニューの提供(9月28日から約1週間)
穴水の食材を使った特別メニューを800°DEGREES TAKANAWAで提供します。メニューは、STABLESのシェフが地域に赴き、生産者と共に開発します。
3.
「タボラトリップ」ツアーの実施(10月24日から1泊2日)
穴水町の生産者を訪問し、現地の素材を使って特別メニューを楽しむポップアップダイニングを行います。
さらなる展開と継続的な取り組み
さとタボラは今後も穴水町の食文化を広めるべく、様々なイベントを企画していきます。例えば、令和8年には「まいもんまつり冬の陣・かき祭り」を計画しており、地域と都市がつながる新たな食の催しを定期的に開催する予定です。
このように、さとタボラを通じて「まいもんまつり」の再興が進められています。地域の美味しさを体験し、新たなつながりを楽しむ場としての役割を果たすことが期待されます。さらに、さとタボラのプロジェクトは、地域との関わりを深め、美味しい体験を通じて人々に喜びを提供し続けます。
さとタボラの理念
さとタボラは「ふるさとをあなたのテーブルへ」をテーマに、さまざまな場所を訪れ、その土地のおいしい食材やストーリーを紹介していきます。食から生まれるつながりやコミュニティを育むことを目指して、地域の魅力的な料理とともに、皆さまをお待ちしております。
この機会にぜひ、穴水町の「まいもんまつり」を訪れ、その魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。