電通総研が新BIソリューション「BusinessSPECTRE XC」を発表
株式会社電通総研は、2025年1月16日からSAP BIプラットフォーム「BusinessSPECTRE」シリーズの新ソリューション「BusinessSPECTRE XC」の販売を開始します。この新しいソリューションは、特にSAP ERPを導入している企業に特化しており、今後5年以内に50社へ導入を目指しています。
「BusinessSPECTRE XC」は、2025年6月末までに段階的にインフラやモジュールの強化、データ転送・変換のためのテンプレート機能を追加し、汎用性を向上させる計画です。これにより、より多様なデータ分析が可能になるとされています。
ビッグデータの一元管理
このソリューションの最大の特長は、「SAP ERP」に蓄積されたビッグデータを一元管理し、他のシステムのデータとも組み合わせて、高度な分析を行える点です。特に、企業にとって必要不可欠な経営分析や予算管理を、自由に実施できる環境を提供します。これにより、経営者やマネージャーが迅速に意思決定を行えるよう支援します。
データ活用フローの簡素化
また、BusinessSPECTRE XCは、データ活用のフローを大幅に簡素化しています。SAP ERPと連携することで、よりスピーディにデータを活用できる環境を整え、企業の経営や事業戦略の意思決定を加速させます。これにより、企業は市場の変化に迅速に対応できるようになるでしょう。
ノンプログラミングでのデータ抽出
加えて、このプラットフォームはノンプログラミングでデータ抽出が可能です。SAPの主要モジュールにあらかじめ蓄積されたデータ抽出ロジックを利用することで、専門知識がなくても自社のデータを活用できる仕組みが整っています。この柔軟性が、多くの企業に受け入れられる要因となるでしょう。
豊富なプロジェクト実績
電通総研は、1995年よりSAP関連ソリューションの提供を始め、累計300以上のプロジェクトに携わった経験があります。これまでの成功事例をもとに、New BusinessSPECTREシリーズの更なる開発が行われると予想されます。それにより、SAP ERPのデータを解放し、他のシステムのデータと連携した自由な分析を企業に提供し続けていくでしょう。
企業ビジョン
電通総研は、「HUMANOLOGY for the future」を企業ビジョンに掲げ、人とテクノロジーで新しい価値を創出しています。社会全体と真摯に向き合い、課題提言からテクノロジーを駆使した解決まで、より良い社会へと進化を目指す姿勢は、高評価を得ているでしょう。
BusinessSPECTRE XCの登場により、企業はデータ分析の新たな地平を切り開き、業務の効率化と経営戦略の強化を図ることができるでしょう。テクノロジーの進化とともに、企業と社会が共に発展していく未来に期待が寄せられています。