フルリモートで業務効率を大幅向上するヌーラボの成果と取り組み

フルリモート環境下での業務効率化を実現

最近、株式会社プロクモが新たな管理手法を導入し、教育コストを大幅に削減したというニュースが話題になっています。これは、株式会社ヌーラボが提供するプロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」を活用した結果の一つです。プロクモは、Webマーケティング支援やWeb制作を手掛ける企業であり、全社員がフルリモートで勤務していますが、情報の可視化や属人化の課題が浮かび上がっていました。

導入の背景と課題

プロクモが「Backlog」を導入した理由は、従来の業務フローにおける情報の流れや共有がスムーズでなく、誰がどの業務を抱えているのかが見えづらかったことに起因します。そのため、業務の効率が損なわれ、品質にも影響が出ることが懸念されていました。そこで、業務情報を一元管理できる仕組みを整える必要があると認識したのです。

導入後、プロクモは「Backlog」を、クライアントワークはもちろん、経営や新入社員の教育、さらにはバックオフィス業務にまで適用させることで、全社員が円滑に業務を進められる環境を整えることに成功しました。

導入後の効果

「Backlog」を活用した結果、以下のような具体的な効果が現れました。

1. 標準化と効率化

依頼のフォーマットを整備し、必須項目を設けることで、誰もが一定の品質で依頼できる仕組みを作り上げました。これにより、依頼内容のばらつきが減少し、無駄な手戻りを削減しました。

2. 幅広い活用範囲

もともとのクライアント業務だけでなく、経営や採用業務、新入社員のオンボーディングなど多岐にわたり「Backlog」が活用されています。これにより、業務情報を一元管理し、タスクの漏れや重複を防ぎ、全社的な推進力を向上させています。

3. 教育コストの大幅削減

最も劇的な効果は、新入社員の教育コストが削減された点です。従来、月に35時間かかっていた教育工数が、約7時間にまで減少したのです。この効率化により、新入社員は自律的に学ぶ機会を得て、早期に戦力となることが可能になりました。

プロクモのコメント

プロクモの執行役員でクリエイティブチーム左統括マネジャーを務める丸野美咲氏は、「Backlog」を通じた業務停滞の“見える化”が、メンバー全体で解決策を考える文化を生み出したと述べています。また、フルリモート環境でも誰もが一定の水準で業務を進められる仕組みが構築できたことは大きな成果と評しています。今後はさらなる活用分野の拡大を目指しているとのことです。

今後の展望

労働人口が減少し、チームの構成メンバーや雇用形態が多様化する中で、チームの効率的な運営がますます求められています。ヌーラボは、こうした場合においても「チームワークマネジメント」を提案し、全体の生産性を高めるサービスの提供を続けていく予定です。特に、「Backlog」は、この状況下での業務における基盤となるべく、今後も改善を進めていく計画です。