江戸からの伝統「糸あやつり人形」が存続の危機!
「糸あやつり人形」を伝承する一糸座が存続の危機に直面しています。約400年の歴史を持つこの伝統芸能は、江戸時代から多くの人々に愛され、感動を届けてきました。しかし、物価の高騰や学校巡回事業の減少、さらには公演の中止といった不測の事態が重なり、経営が圧迫されています。
存続の危機
一糸座は、長い歴史を持つ「糸あやつり人形」の数少ない継承者として、日々舞台を守り続けています。しかし、今まさに存続の危機が訪れています。特に、収入源であった学校巡回事業の減少や公演中止が続き、経済的に厳しい状況に置かれています。そのため、日々の稽古場の維持にも苦労し、未来に公演ができるかどうかという不安が募っています。
一糸座では、伝統を守るためには「今、続ける人」が必要だと痛感しています。一度途切れてしまえば、再びその伝統が息を吹き返すことは難しいのです。彼らが託された“命の糸”を未来へ繋ぐため、クラウドファンディングに挑むことを決意しました。
クラウドファンディングによる挑戦
今回のクラウドファンディングは、あくまで目先の危機を乗り越えるだけでなく、未来に向けた基盤を構築するための重要なステップと位置付けています。プロジェクトの一環として、皆様のご支援が「糸あやつり人形」を存続させるための大きな力となります。具体的には、稽古場の維持費や後継者の育成、さらには未来の公演資金を確保するための資金が必要です。
目標金額と使途
喫緊の経済危機を乗り越えるための基本的な運営資金や稽古場の維持費に充てる予定です。
劇団の経営を安定させ、未来の公演資金にシフトするための資金として活用します。この額を目指すことで、後継者の育成や新たな公演の企画を進めることが可能になります。
一糸座の挑戦と未来への希望
一糸座は、単なる伝統の保存にとどまらず、「生きた芸術」としての継承を目指しています。古典上演だけでなく、現代演劇人とのコラボレーションによる新作公演など、新しい芸術表現にも果敢に挑戦しています。特に、アトリエの設立は若手の人形遣いを育てるための重要な拠点となっており、これからの活動にも柔軟に対応できる力を持っています。
「伝統芸能は過去から現在、さらには未来へと繋がる一本の糸のようなものである」と一糸座は語ります。この文化が永く続くことを信じ、次代へ繋げる責任を果たすための挑戦を続けています。これからも、皆様の声援を力に、一緒に未来を創っていきたいと強く願っています。
クラウドファンディングの詳細
プロジェクト名:江戸から続く「糸あやつり人形」存続の危機に|苦境を乗り越えて未来へ
支援募集期間:2025年8月31日 23:00まで
目標金額:第一目標 300万円、最終目標 1,000万円
プロジェクトURL:
https://readyfor.jp/projects/isshiza-future
ぜひ、この挑戦にご支援・ご拡散をお願いします。彼らの蒸し返される公演が、次の世代へと受け継がれますように。