SCSK株式会社がAWSと提携、ハイブリッドクラウドで新たな可能性を拓く

SCSK株式会社が「リーダー」に選出された背景

SCSK株式会社（本社：東京都江東区、社長：當麻隆昭）は、フルスタックのマネージドハイブリッド・マルチパブリッククラウドサービスを提供し、その実績をもとに国際調査会社IDC Japanの『IDC MarketScape』において「リーダー」に選ばれました。この評価は、同社の広範なサービスポートフォリオや成長戦略、優れたデリバリー能力に基づいています。

優れたサービス提供と顧客ニーズへの対応

SCSKは、プライベートクラウド「USiZE」と主要なパブリッククラウド（AWS、Microsoft Azure、Google Cloud、Oracle Cloud）を活用した柔軟なクラウド環境を構築しています。特に、「SCNX」というマルチクラウド接続サービスが高いセキュリティと低遅延な接続を実現し、顧客のビジネス環境を支援します。

さらに、「S-Cred⁺」プラットフォームを介して、自動化や標準化、そしてセキュリティ強化を図ることで、高品質のクラウド対応を実現しています。これにより、さまざまな業種や業務ニーズにも柔軟に応えることができます。

先進技術を活用したモダナイゼーション

SCSKは、AIモデル開発の基盤やDevOps対応などの先進技術を積極的に取り入れ、業務のモダナイゼーション支援を進めています。特に、株式会社スリーシェイクとの提携により、クラウドネイティブな開発環境を強化し、より安定したシステムの提供を目指しています。

これらの取り組みにより、企業が持つデジタル変革のニーズに応じたサービスも拡大しています。AIネイティブな次世代型ERP「PROACTIVE」や金融向けの「BankSavior」、ノーコードツール「CELF」といった製品が幅広い業種に展開されています。

IDC MarketScapeの評価基準

IDC MarketScapeレポートでは、審査対象として定性的および定量的な基準を用いており、サプライヤーの能力や市場へのアプローチ、ビジネス実行力が評価されます。ここでの「Capabilities（能力）」スコアは、製品やサービスの質、ビジネス・戦略の整合性を評価したものです。

SCSKにおいては、移行支援やシステムインテグレーション、クラウドネイティブ開発まで、包括的な支援を行っている点が高く評価されています。また、複数のクラウド選択肢を持つことによる顧客への提案力も強みとして絶賛されています。

将来的な展望

今後、SCSKは製造業や金融業を中心にクラウドサービスの展開をさらに強化していく考えです。デリバリー体制を拡充し、パートナー企業との連携による人材育成、市場ニーズに応じたAI運用サービスの高度化に努めます。

また、セキュリティやガバナンスの強化にも注力し、さらなるクラウド最適化を図ることで、さまざまな顧客のニーズに応える体制を整備していく予定です。

SCSKのCEOも、新たに得た評価を励みに、顧客との共創を進める姿勢を新たに表明しています。クラウドの移行のみならず、その後の最適化も含めた一貫したサポートを通じて、顧客のビジネスの最前線を支えていくでしょう。