オンライン本人確認の強化
2025-01-14 16:24:27

オンライン本人確認の強化:ELEMENTSがSMBCグループのポラリファイを子会社化

オンライン本人確認の強化:ELEMENTSがポラリファイを子会社化



株式会社ELEMENTS(以下、ELEMENTS)は、2025年に三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)の子会社であるポラリファイを連結子会社化することを決定しました。この提携により、両社はオンライン本人確認ビジネスを強化し、顧客に向けた高度な認証ソリューションを提供することを目指します。

背景と目的


近年、デジタル化が進展し、オンラインサービスの利用が一般化する一方で、オンライン上の不正行為やなりすましのリスクも増加しています。このような状況から、本人確認の重要性が高まっています。特に、2018年に施行された犯罪収益移転防止法の改正以降、オンラインで顧客の本人確認を行う「eKYC」が多様な業界で普及しています。これに応じて、ELEMENTSはポラリファイとの統合を通じて、顧客基盤の拡充を図り、より安全なオンライン環境を提供します。

両社の提供するサービス


ELEMENTSが提供する「LIQUID eKYC」とポラリファイが提供する「Polarify eKYC」は、業界内で幅広く採用されています。どちらのサービスも、運転免許証やマイナンバーカードを使用して、画像認識技術を駆使した本人確認を行うことができます。これにより、約550社がこのサービスを契約し、累計の本人確認件数は約1.2億件に達しています。両社の統合は、今後さらに多くの業界において、信用取引や金融サービスへと広がっていくことでしょう。

不正対策の強化


統合により、ELEMENTSとポラリファイは各社が培った技術とノウハウを融合させ、個人認証事業における更なるイノベーションを推進します。特に、最近のサイバー犯罪の手口を分析し、SNS型の投資詐欺やロマンス詐欺、ディープフェイクを利用したなりすまし対策に取り組みます。これにより、顧客の資産保護や情報セキュリティの強化も期待されます。

将来展望


今後、両社は、政府方針に沿ったICチップを活用した本人確認の推進を進めると共に、フィッシングなどの不正行為に対抗するための新たな機能を追加する予定です。例えば、利用者の顔写真と本人確認書類の照合や、AI技術による不正の検知機能を搭載し、より厳格な本人確認体制を確立します。

さらに、ウエブサイトにおいては、生成AI技術を用いて、新たななりすまし手口を判定する機能も無償で提供する計画です。このように、ELEMENTSとポラリファイはより安全なデジタル社会の実現を目指し、連携して活動を進めていきます。

まとめ


この度の統合は、デジタル社会における安全性向上を目的としており、ELEMENTSとポラリファイの協力により、本人確認の分野において新しいスタンダードを作り出していくことでしょう。今後の進展に注目が集まります。


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