次世代起業家の登竜門、HAKOBUNE STARTUP CONTEST 第4期DemoDay
2025年5月に開催された「HAKOBUNE STARTUP CONTEST」第4期DemoDayは、独立系のベンチャーキャピタルであるHAKOBUNEが提供するインキュベーションプログラムの成果を発表する場でした。次世代の起業家を支援するこのプログラムには、今回は50名もの若者が参加し、その中から厳選された10名がピッチを行いました。彼らのプレゼンテーションを通じて、創造性と情熱が溢れる事業構想が披露され、会場は熱気に包まれました。
幸運な起業家たちと競争
このイベントは、特に注目すべきスタートアップのシードとプレシード期を焦点に当てたものであり、全ての登壇者はこれからの起業シーンの躍進が期待される才能たちです。審査を経て最優秀賞に輝いたのは、野口哲氏による「IndustryAI 規制対応AIガードレール」でした。これに続き、織田藍作氏の「Electrolysis Solutions for a GreenHydrogen Revolution」が優秀賞、そして大城敦司氏の「キャラクターIPビジネス特化のAI監修プラットフォーム」が奨励賞を受賞しました。
過去3回のBatchでは、登壇者の30名中実に17名が起業を果たし、10件のシード資金調達も行われました。今回の10名についても、今後の起業活動や資金調達に向けた動きが非常に楽しみです。
熱意あふれるピッチと支援の輪
DemoDayでは、約100名の投資家やエンジェルが参加し、登壇者はそれぞれ饒舌に自らのビジョンを語りました。一つ一つのピッチには、社会を変革するという強い意志と、市場に受け入れられるための工夫が見え隠れし、聴衆を魅了しました。また、発表の合間には他の参加者たちとも意見交換が行われ、参加者全体のネットワーキングの場ともなりました。
登壇者とその事業概要
1.
比留間大地:AIエージェントと共に進化する次世代型マンガ制作ツール
2.
北谷葉多:感情を音声で表現するソリューション
3.
竹内啓悟:資産化を目指すコミュニティ自動運営プラットフォーム
4.
織田藍作:グリーン水素革命のための電解ソリューション
5.
西村齊明:ミツバチ触角を活用した匂いセンサー
6.
矢込香織:看護師の専門性を広げるAI支援プラットフォーム
7.
齋藤太一:自動で顧客管理を行う電話型AIサービス
8.
野口哲:IndustryAI 規制対応AIガードレール
9.
大城敦司:キャラクターIPビジネスに特化したAI監修プラットフォーム
10.
安藤直杜:AI駆動型の採用プロセス『マッハ採用』
さらなる挑戦に向けて
今回のコンテスト結果をもとに、参加者は今後の資金調達や事業拡大に向けて新たなステップを踏み出すことが期待されています。第5回Batchの参加者募集中で、2025年9月7日が締切です。新しい起業家の誕生を見逃さないよう、今後も目が離せません。
HAKOBUNEのビジョンと支援プログラム
「時代の象徴を創る“変化“へ投資する」をコンセプトに掲げるHAKOBUNEは、大企業や個人の変革を促進することを目指しています。これまで20社以上のスタートアップに投資を行い、今後はインキュベーションプログラムやコミュニティ形成、勉強会などの活動を通じてさらなる支援を強化していく予定です。
詳細は、HAKOBUNEのインタラクティブ動画や公式ウェブサイトをご覧ください。次世代起業家たちがいかにして新たなビジネスを創出していくのか、今後の活躍が楽しみです。