次世代トレーニング機材
2025-02-28 17:54:20

立正大学が導入した次世代トレーニング機材「LEDSREACT」の全貌と可能性

立正大学が導入した次世代トレーニング機材「LEDSREACT」の全貌と可能性



東京に位置する立正大学データサイエンス学部は、スポーツデータサイエンスの分野において新たな一歩を踏み出しました。その名も「LEDSREACT」。この最新のトレーニング機材は、ベルギーのLedsreact社が製造したもので、日本では初めての導入となります。この機材の目的は、瞬時にスピードや加減速といったパフォーマンスデータを明確に計測し、アスリートのトレーニングを科学的にサポートすることです。

LEDSREACTとは?


LEDSREACTは、反応速度や俊敏性を向上させることを目指して設計された双方向型のトレーニング機器です。この機器は、特別なマーカーやセンサーを使用することなく、最大40mの範囲内で対象を自動追尾しながら、高精度に速度や加速・減速を測定します。性能データはリアルタイムで記録され、アプリと連携して視覚化されるため、トレーニング後のフィードバックがスムーズに行えるのです。最も注目すべき点は、屋内外を問わず使用できる耐久性があり、チームでのトレーニングにも最適な設計がなされている点です。

データサイエンス学部での活用法


立正大学データサイエンス学部のスポーツデータサイエンス研究室では、LEDSREACTを用いたさまざまな取り組みが行われています。その一つが30mスプリントの詳細分析です。これまでの時系列データ分析では捉えきれなかった情報を、0.029秒ごとに提供することで、アスリートの個別特性を明確にします。

例えば、「Sprint Force-Velocity Profile」によって、アスリートのスプリント時の力と速度の関係を可視化し、個々の選手に特化したトレーニングプログラムの設計が可能となります。これは、選手が自身の強みや課題を理解し、向上を目指すうえで非常に役立つでしょう。

ゲーム形式のトレーニング


LEDSREACTのもう一つのユニークな特徴は、反応速度を測定するゲーム形式のトレーニングです。色分けされたコーンを回り戻るゲームを通じて、楽しみながら反応速度を鍛える新たな手法を実践しています。このように、楽しさを取り入れたトレーニングは、特に学生たちにとって有意義となるでしょう。

活用の広がり


立正大学では、部活動やゼミにもLEDSREACTが積極的に活用されています。アスリートたちは自らのパフォーマンス向上を追求し、データに基づく科学的なアプローチを取り入れることで、競技力を高めているのです。これには、教育・研究活動だけでなく、課外活動にも本格的なデータ活用を志向する取り組みが含まれます。

最後に、データサイエンス学部の准教授、永田聡典氏は、「データ分析とスポーツトレーニングの融合から、選手一人ひとりに最適なトレーニングを提案することが私たちの強みです」とコメントしています。このように、立正大学データサイエンス学部は「ゲームチェンジャー」としての役割を果たしつつ、アスリートの潜在能力を引き出すための挑戦を続けているのです。

立正大学データサイエンス学部は、スポーツ科学にデータサイエンスを結びつける新しい可能性を切り開く先駆者として、今後ますますの発展が期待されます。


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