ウェルビーイングを支える新たな挑戦『ここワク』
近年、商業施設や様々な大規模施設では、働く人々の生産性向上や多様性の確保が求められています。これに対する一つの解決策として、4社の共同エンジニアリングによる新たなプラットフォーム「ここワク」が登場しました。このプラットフォームは、企業体の電通総研とアイテック阪急阪神、阪急阪神不動産、イグニション・ポイントの連携により開発され、従業員の包括的なウェルビーイングを目指しています。
共同事業の背景
現在、商業施設はEコマースとの競争や人手不足、また訪日外国人の増加による顧客の多様なニーズに直面しています。このような環境の変化に適応し、従業員が心身ともに健康で、かつ高い生産性を発揮できる状況を作り出すことが急務です。「ここワク」は、テクノロジーの力を活用し、労働環境を改善することを目的としています。
プラットフォームの機能と特長
「ここワク」の名には、「この場所で働くことがもっとワクワクする」という意味が込められています。この専用スマートフォンアプリは、業務効率化とエンゲージメントの向上を両立させるための設計がされています。
主な機能:
1.
情報共有と業務効率化
施設やテナント間の情報を一元管理し、業務に必要な申請や入退館管理を統合することで、事務作業を大幅に軽減。
2.
従業員教育の充実
研修資料や動画をアプリ内に保存し、いつでも学ぶことができる環境を整え、個々の成長を応援します。
3.
称賛文化の促進
従業員間での感謝の気持ちを伝えるためのサンクスカード機能が、より働き甲斐のある環境を創出します。これにより、ウェルビーイングの向上にも寄与することが期待されています。
未来に向けた展望
「ここワク」は今後、機能を更に充実させ、オフィスやその他の多様な施設への展開も視野に入れています。最終的には、日本全体の労働環境の改善へ寄与し、さまざまな業界に対する解決策を提供していくことを目指しています。
企業概要
電通総研
電通総研は、「HUMANOLOGY for the future」というビジョンを掲げ、人とテクノロジーが協力して未来を創り出すことを目指す企業です。システムインテグレーションやコンサルティングを通じ、社会全体に貢献しています。
URL:
電通総研ウェブサイト
阪急阪神不動産
総合デベロッパーである阪急阪神不動産は、大阪梅田エリアを中心に都市開発を行い、エリアマネジメントや不動産ファンドなど多様な事業を展開しています。
URL:
阪急阪神不動産ウェブサイト
アイテック阪急阪神
交通や不動産など様々な業界のDX推進を担うアイテック阪急阪神は、 ITソリューションやシステム開発に注力し、持続可能なまちづくりに貢献しています。
URL:
アイテック阪急阪神ウェブサイト
イグニション・ポイント
イグニション・ポイントは、イノベーションを通じた事業創出支援を行う企業で、業界を横断した協力を通じて新たな価値を創出しています。
URL:
イグニション・ポイントウェブサイト
このように、「ここワク」は多様なバックグラウンドを持つ従業員が心 地よく働ける環境作りを目指し、テクノロジーを駆使した新たな挑戦を始めています。その進化に期待が高まります。