二つの新製品受賞
2025-10-16 10:37:00

環境に優しい二つの新製品がグッドデザイン賞を受賞

環境に優しい二つの新製品がグッドデザイン賞を受賞



川上産業株式会社(東京都千代田区)による新たな二つの製品がこの度、2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。それは、リサイクルプラスチックを活用した「エコリアルボード 容器包装リサイクルタイプ」と、熱対策に特化した遮熱シート「アルミプチ 施工特化タイプ」です。これらの製品は、サステナビリティを意識した設計が評価され、業界に新たな風を吹き込む存在となるでしょう。

エコリアルボード 容器包装リサイクルタイプ



「エコリアルボード」は、家庭から排出される使用済みプラスチック(PCR材)を主原料とした軽量剛性板です。この製品は、従来リサイクルが難しかったPCR材の課題を克服し、物流や引越し、産業用途など幅広い分野での利用が期待されています。川上産業は、他企業との連携を通じてリサイクル技術を進化させ、この新しい製品の開発に成功しました。これにより、従来のリサイクルの枠を超えた新しい循環型社会を目指すことが可能になりました。

受賞審査委員からは、「100%リサイクルを実装した点に価値がある」との評価を受け、環境負荷を低減する明確な意図が示されています。エコリアルボードは、利用者にとっても新たな選択肢を提供する製品であり、今後の市場では重要な役割を果たすことでしょう。

アルミプチ 施工特化タイプ



一方で、「アルミプチ 施工特化タイプ」は、猛暑対策を意識した施工性に優れた気泡遮熱断熱シートです。この新製品は、従来品の軽量性と遮熱性を保持しつつ、素材配合や構造を改良することで、さらに施工のしやすさを向上させています。特に、施工時の立体構造が作業環境を快適に保つためのポイントとなっています。

赤外線ランプを用いた温度実験では、未施工時に比べて表面温度が大幅に低下することが確認され、高い遮熱効果が実証されています。これにより、物流や農業、防災など、多方面での利用が期待されており、社会的ニーズに応える製品と言えます。

グッドデザイン賞を受賞した意義



両製品がグッドデザイン賞を受賞したことは、ただのプロダクトの成功に留まらず、持続可能な開発に貢献する重要なメッセージを持っています。川上産業は、この受賞を契機にこれらの商品のプロモーションを強化し、さらなる販路拡大を図る方針です。今後は、環境問題への取り組みも一層進めていくとしており、社会のこれらの課題解決に貢献する意思が感じられます。

展示情報



これらの受賞作は、11月1日(土)から11月5日(水)まで、東京ミッドタウンで開催される「GOOD DESIGN EXHIBITION 2025」で展示されます。このイベントは、グッドデザイン賞の全受賞作を紹介する貴重な機会であり、訪れることで最新のデザイン動向や環境配慮型製品に触れることができます。デザインに興味がある人や環境問題に意識を持つ人にとって、見逃せない機会となることでしょう。

グッドデザイン賞の背景



グッドデザイン賞は、1957年から続く日本を代表するデザイン評価制度であり、毎年多くの企業や団体が参加しています。その目的は、暮らしの質の向上や社会課題に対するデザインの力を示すことにあります。受賞者には、優れたデザインを表す「Gマーク」が授与され、多様な業界で大変評価されています。受賞作は今後の市場においても大きな影響を与えることでしょう。


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