夏の安全対策
2025-06-26 11:31:07

夏本番を迎える前に!リチウムイオン電池の火災事故を防ぐためのポイント

夏本番を迎える前に!



リチウムイオン電池搭載の製品は、私たちの生活に欠かせない存在であり、その便利さには多くの人が助けられています。しかし、近年、これらの製品に関する火災事故が増えていることを知っていましたか?特に夏になると、気温の上昇に伴い、事故が急増する傾向があります。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)では、リチウムイオン電池を使用する製品の火災事故を防ぐための3つのポイントを提案しています。

リチウムイオン電池の事故データ



2020年から2024年の5年間に、NITEには1860件もの製品事故が報告され、その85%にあたる1587件が火災に関連しています。この事故は特に暖かい季節に増え、6月から8月にかけてピークを迎えます。このような背景を踏まえ、夏を迎える前に注意を促す必要があります。

火災事故を防ぐための3つのポイント



1. 正しく購入する


リチウムイオン電池を搭載した製品を購入する際は、信頼できるメーカーや販売店からの購入を心がけましょう。また、リコール対象製品ではないか、購入後も最新の情報を確認することが重要です。安価な「非純正バッテリー」のリスクについても理解し、事故を未然に防ぐ工夫をしましょう。

2. 正しく使う


高温環境に放置したり、強い衝撃を与えたりしないよう注意が必要です。リチウムイオン電池は高温で異常反応を起こす危険性がありますので、直射日光の当たる場所や車内の高温状態には絶対に置かないようにしてください。衝撃には特に気をつけ、落としたり無理に力を加えたりしないよう注意しましょう。

3. 正しく対処する


充電や使用中には時折状態を確認し、異常が見つかった場合にはすぐに使用を中止することが肝心です。例えば、充電できない、熱くなる、膨らむなどの異常があれば、直ちに販売店や製造業者に相談することが推奨されます。

万が一、発火した場合は、大量の水で消火し、その後119番通報を行ってください。冷却せずに他の可燃物に接触させることは、新たな火災の原因になるため危険です。

まとめ



リチウムイオン電池を正しく理解し、取り扱うことで、事故を未然に防ぐことが可能です。特にこれからの夏の時季、注意深く取り扱い、事故を防ぎましょう。また、NITEでは関連情報やリコール情報を検索できる「NITE SAFE-Lite」というサービスも提供していますので、ぜひ活用してみてください。

以上のポイントを心に留めて、安心して製品を活用できるようにしましょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

関連リンク

サードペディア百科事典: リチウムイオン電池 夏バテ 火災事故

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。