ファインエコメタル
2026-07-09 08:41:59

環境に優しい極薄電磁鋼帯「ファインエコメタル」の販売強化

日本金属、環境配慮型製品を販売強化



日本金属株式会社とそのグループ会社である日金電磁工業株式会社は、環境に優しい極薄電磁鋼帯「GTシリーズ」と「STシリーズ」を新たに「ファインエコメタル」として販売促進をさせます。この新しいブランド名は、2026年2月に商標登録され、独自のエコプロダクトとして位置づけられています。

背景と目的


近年、脱炭素社会の実現が求められ、高効率な電動化が必要とされています。この中で、特に高周波域におけるエネルギー損失を最小限に抑えることが重要です。日本金属と日金電磁工業は、これらのニーズに応えるため、長年蓄積した独自の工程技術と高度な熱処理技術を用いて、従来品では実現が難しい「圧倒的な薄さ」と「優れた磁気特性」を兼ね備えた製品を開発しました。

極薄電磁鋼帯の利点


電磁鋼帯の薄さがもたらすポイントは、渦電流を抑えられることにより、大幅な鉄損の削減です。これにより、次のようなメリットが実現します。
  • - 省エネルギー: 渦電流の抑制によって、鉄損を削減し、燃費や電費の改善に寄与。
  • - 高周波対応: 高速回転や高出力駆動が可能なため、高速モーターや高周波トランスなどへの適用ができます。
  • - 小型軽量化: 高出力密度を実現することで、設置スペースの削減と製品の軽量化が実現。

製品ラインナップ


1. 極薄方向性電磁鋼帯「GTシリーズ」


このシリーズは、結晶の方向を整えることにより、特定の方向での高い磁気特性を持つ製品です。厚さは0.04mmから0.10mmと非常に薄く、高周波環境での渦電流損失を大幅に抑えます。
  • - 板厚ラインナップ: 0.04mm, 0.05mm, 0.08mm, 0.10mm
  • - 適用事例: 高周波トランス、リアクトルなど。

2. 極薄無方向性電磁鋼帯「STシリーズ」


このシリーズは、全方向に対してほぼ均一な磁気特性を持ち、渦電流損失を低減させる特性があります。400Hzから20,000Hzの高周波領域で優れた性能を発揮します。
  • - 板厚ラインナップ: 0.05mm, 0.08mm, 0.10mm, 0.15mm
  • - 用途例: ドローン用や医療機器用モーターなど。

今後の展望


今後、日本金属は「ファインエコメタル」を通じて、エネルギー削減を実現する製品の普及を推進し、高効率モーターや次世代パワーエレクトロニクスが進むための立役者となることを目指します。また、2050年のCO₂排出量ネットゼロの達成に貢献する姿勢を貫いていきます。

特に注目すべきは、2025年9月にリリースされた電磁界解析ソフトウェア『JMAG』(Ver.24.2)において「STシリーズ」の磁気特性データが搭載されたことです。これにより、お客様はより具体的なデータをもとに製品開発を行えるようになります。

まとめ


日本金属は、独自の技術と環境意識を取り入れた製品開発を進め、「ファインエコメタル」を通じて業界に新たな価値を提供することをお約束します。私たちは、次世代の持続可能なものづくりに向けた努力を続けてまいります。詳しい情報は公式サイトをご覧ください。


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