東洋大学における金融教育授業
2024年12月19日、ブロードマインド株式会社は東洋大学経営学部の学生を対象として、「日常で使える金融教育+FWB(ファイナンシャル・ウェルビーイング)診断」という出張授業を実施しました。本授業は、学生たちが日常生活で必要とする金融リテラシーを理解し、将来のライフプランを考えるきっかけを提供することを目的としています。
1. FWBとは何か?
「ファイナンシャル・ウェルビーイング」は、経済的な健全性と人生を楽しむ選択肢が確保されている状態を指します。近年、若者の間で投資への関心が高まっているとはいえ、正しい知識を持たないままでは金融教育が十分に行き届いていないと感じられます。本授業では、学生達にFWBを理解してもらうために、金融リテラシー、収支管理、ライフプランニングの3つの要素を中心に講義を展開しました。
2. 講義の内容とFWB診断
講義は、FWB診断からスタートしました。学生たちは、金融知識・収支管理・ライフプランニングに関する設問に答え、自らの金融状態を評価します。各分野から選ばれた8問の設問に対し、自己採点を行い、平均スコアの高い項目・低い項目をピックアップ。スコアが高かったのは「金融知識」と「ライフプランニング」ですが、低かったのは「収支管理」であり、最下位と最上位のスコアの差があることが分かりました。これにより、学生たちが実際の生活で資金管理における課題を感じていることが明らかになりました。
3. 学生のフィードバック
講義の後、学生に対してアンケートを実施し、86パーセントが「今後のお金の使い方に影響する」と回答しました。中には、「少子高齢化や年金問題を考え、蓄えが必要だと感じた」という意見や、「好きなことにお金を使うための計画を立てたい」という前向きな声も聞かれました。これらの意見から、授業が学生にとって有意義であったことが伺えます。
4. 受講者の声
受講した学生たちの感想も興味深いものでした。「FWBという言葉を初めて知らなかったが、今後の人生で出費が増えるため、少しずつ貯金をすることが重要だと感じた」や、「将来のライフイベントの出費に驚いた」という声があり、多くの学生が講義を通じてお金に対する意識を新たにしたと述べています。特にライフプランニングの話題では、結婚や養育費、老後資金など具体的な数字を伴う情報を知ることが、学生たちの未来の計画に対する意識を大きく変えるきっかけとなりました。
5. 今後の取り組み
ブロードマインド株式会社は、今後も金融教育の重要性を訴え、学生たちが将来的に正しい金銭感覚を持つように貢献していく考えです。多くの若者が今の自分だけでなく、将来を見据えたお金の使い方を意識することで、より良いライフプランを実現できるようになることが期待されます。教育の場が実社会と繋がり、必要な金融リテラシーが育まれるよう、企業としても積極的にサポートを続けていく所存です。