岡山大学病院の視察
2025-07-26 23:34:19

岡山大学病院がデジタル田園健康特区の視察を受け地域医療に革新をもたらす

2025年7月23日、岡山大学病院において、内閣府地方創生推進事務局の小山和久審議官を筆頭に、松平健輔参事官、深井駿参事官補佐が訪問しました。この視察は、デジタル技術と規制改革を通じて地域課題を解決する目的で設立された「デジタル田園健康特区」事業の推進の一環として行われました。特に、岡山大学病院は吉備中央町と密接に連携しており、地域医療の変革を模索しています。

視察初めに、岡山大学病院の前田嘉信院長が、来賓に対して心温まる挨拶を行いました。前田院長は、地域医療のDX(デジタルトランスフォーメーション)に寄与する重要性を強調し、今後の展望についても触れました。その後、学術研究院医歯薬学域地域医療DX推進講座の上田浩平助教が、岡山大学病院で行った「救急救命士による病院前超音波」についての実証調査結果を発表しました。この取り組みは、現場での救急医療の質を向上させることを目的としており、医療現場の迅速な対応を可能にする新たな試みです。

続いて、櫻井淳副病院長が岡山県内での医療DX推進の状況について詳しく説明し、出席者たちとの間で活発な意見交換が行われました。この議論を通じて、地域医療の未来に向けた潜在的な解決策が模索されました。

視察後は、岡山大学病院のオープンイノベーションプログラム「BIZEN」のラボやドクターカーの見学が行われました。ここでは、実践的な医療技術の実装が行われており、現場のニーズに応える形で地域医療の革新が進められています。「BIZEN」プロジェクトは、地域医療における新たな技術開発を促進し、医療従事者と研究者の連携を強化することを目的とした取り組みです。

岡山大学の長期ビジョン「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」の実現に向けても、地域と連携した多様なイノベーションの創出が進められています。現在、文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」との連携を活用し、地域医療の発展や持続的な健康社区の実現に向けた取り組みを力強く進めています。

これからも岡山大学は、地域と地球の未来の共創に向けて、革新的な研究と実践を通じた成果を挙げていくことが期待されています。私たちも、その進展を温かく見守り、地域医療の未来に貢献できることを願っています。


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