エスエス製薬の新たな挑戦「BeliEVE Mentoring Program」
働く女性たちが抱えるキャリアの悩みを支えるため、エスエス製薬が新たに立ち上げた「BeliEVE Mentoring Program」は、特に注目されるプログラムです。このプログラムは、医薬品ブランド『EVE』のもとで開発されたもので、女性のキャリア支援を目的としたメンタリングプログラムです。これにより、従来の枠を越えた新たな支援体制を築くことを目指しています。
背景となる取り組み
東京都品川区に本社を置く株式会社Mentor Forが、このプログラムの監修と運営支援を行います。DE&I(Diversity, Equity & Inclusion)や女性活躍推進に力を入れている同社は、2018年からメンター事業を本格化し、リーダー人材の育成に特化した支援を行っています。この背景には、エスエス製薬が女性たちの潜在能力を引き出し、キャリア形成を後押しする意図があります。
エスエス製薬は、2023年から「BeliEVE Project」を開始し、このプロジェクトの中で多様な活動を展開してきました。その一環として、来る2025年4月からは、育児を担当する従業員に対する新たな社内制度を導入します。この制度は、Mentor Forが開発した「BeliEVE Mentoring Program」にも基づいており、女性社員を対象とする具体的な支援となることでしょう。
プログラムの具体的な内訳
「BeliEVE Mentoring Program」は、特にキャリア形成において壁を感じやすい社会人10年目前後の女性を主なターゲットとしています。6回のセッションを通じて、多様な課題をテーマにメンタリングが行われます。このセッションには、悩みに応じた女性社員がメンターとして参加し、参加者の成長を促す仕組みになっています。また、未経験のメンターを支援するために、事前研修も行われ、自信を持ってメンタリング業務に取り組むことができるようになります。
初年度の協力先:ウエルシア薬局
プログラムが始まるにあたり、東京都千代田区に位置するウエルシア薬局との協力が決まりました。この提携により、女性店長の比率向上を目指した具体的な施策が実施されます。2025年1月には「キックオフワークショップ」が開催され、参加者は新たなスキルやメンタリングの心構えを学ぶ貴重な機会となりました。多くの参加者がメンターとしての役割に不安を抱えつつも、自身の成長の一環として積極的に学んでいました。
未来に向けた展望
エスエス製薬は、このプログラムを通じて、より多くの女性にキャリア形成のヒントや励みを提供することを目指しています。特に、「BeliEVE Project」を通じて明らかになった課題に取り組む姿勢が、多くの女性の共感を呼ぶことでしょう。これにより、職場での活躍が広がり、女性たちが新たな視点を持つ手助けができることを願っています。
Mentor Forからのメッセージ
「BeliEVE Mentoring Program」の監修を担当するMentor Forの取締役COO、宮本桃子氏は、メンタリングの重要性を強調します。『ロールモデルとの出会いやメンタリングの存在は、女性たちがキャリアの壁を乗り越えるために必要な要素です』と語る彼女は、今後の展望を語り、より多くの企業と連携し、メンター制度の重要性を伝え続ける意義を感じています。
これらの取り組みは、働く女性たちがより良い未来を希望し、積極的に行動するための基盤となることでしょう。エスエス製薬とMentor Forの取り組みは、女性のキャリア形成を支援する重要な一歩です。今後もこのプログラムの成長を見守り、応援していきたいと思います。