yuniが東京都の支援プログラムに採択
株式会社yuniは、東京都が主催する「社会実装促進(マッチング)支援_環境サステナビリティ・GX」の第1期に采択されました。このプログラムは、社会課題の解決に向けたスタートアップ支援の一環で、yuniの取り組みが高く評価される結果となりました。
1. 日本の廃棄物問題
日本では、毎年約4,000万トンもの廃棄物が焼却処分されています。この背景には、資源の有効活用と環境への負担の軽減が求められているという社会的な課題があります。東京都は、スタートアップと企業・組織とのマッチングを通じて、持続可能なビジネスモデルの実装を支援することを目指しています。
2. yuniの取り組み
yuniは、「日本を廃棄大国から資源大国へ再生する」というビジョンのもと、さまざまな事業を展開しています。
2.1 再生技術開発事業
綿やポリエステル製品の他、ウレタンや不織布、古布の再生素材化を行い、兵庫、大阪、山梨にある再生工場で運営しています。大手企業に対しても、その再生素材や製品を提供しています。
2.2 ブランド事業
再生素材を利用した製品の開発やブランド立ち上げを進めています。「再生を前提とした製品づくり」をモットーに、オーダーメイドやサブスクリプションモデルの提供も行っており、エコ意識の高い消費者から注目を集めています。
2.3 デジタル化事業
再生素材の流通や受発注管理をデジタル化することで、業界の効率化を図っています。この取り組みは、サステナブルな経済循環を実現するために欠かせないものです。
3. 具体的な支援内容
東京都のプログラムでは、採択されたスタートアップに以下のような支援が提供されます:
- - 事前メンタリング:企業ニーズに基づいたピッチ内容のブラッシュアップ
- - ピッチイベント:企業のキーマンとの出会いの場
- - ネットワーキング:関連企業との相互理解を促進
- - フォローアップ:事後メンタリングによる支援
特に環境サステナビリティのテーマでは、カーボンニュートラルの実現やサーキュラーエコノミーへの移行をサポートするソリューションが重視されています。
4. yuniの今後の展望
yuniは、今回の支援を通じてより多くの企業とのネットワークを広げ、再生素材の社会実装を加速させることを目指しています。また、再生技術の高度化を進め、業界のデジタル変革を促進することで、持続可能な社会の実現に貢献し続けます。2050年までにカーボンニュートラルを達成するための東京都の環境政策とも積極的に連携し、共に取り組んでいく意向です。
5. susteb(サステブ)について
sustebは、寝具やクッション等の廃棄物を再生素材として活用するためのサービスです。2021年より、地域や法人からの引き取りと再生素材化に努め、「焼却処分場をなくし再生工場を作る」という目標に向かって自治体との連携を進めています。
6. まとめ
廃棄物問題への取り組みがますます重要視される中、yuniはその解決に向けた先駆的な役割を果たす存在として期待されています。自身たちの理念と技術を持って、持続可能な未来を切り開いていく姿勢に、今後も目が離せません。公式HPやSNSでもその動向を追いかけてみてください。