新たな資金調達が未来を切り開く
東京・港区に本社を構えるリジェネソーム株式会社は、リバネスキャピタルからJ-KISS型新株予約権を通じて2,000万円の資金を調達しました。この資金は、2025年10月以降に予定されるシリーズAラウンドに向けた準備資金として使用されます。
リジェネソームの目指す未来
リジェネソームは、2040年までに人類が月面に居住するために必要な老化防止技術の提供を目指し、高輪ゲートウェイシティに新設された「LiSH」に本社兼研究所を開設しました。この拠点では、エイジング研究、ナノ粒子工学、宇宙医学といった先端分野の研究が行われています。
特に注目すべきは、リバネスキャピタルから調達した資金が、これまでの研究成果をさらに加速させることが期待されている点です。過去に実施した1.1億円のファイナンスに加え、今回の2,000万円の調達によって、東北大学や東京科学大学、その他企業との共同研究、エピジェネティック時計や「SAISEI」サプリメントの開発、低酸素環境を活用した「ロンジェビティールーム」の研究促進に活用される予定です。
リジェネソームの研究内容
リジェネソームは、ナノ粒子を用いた老化抑制や再生医療の新しい解決策を提供することを目指しています。本社兼研究所である「高輪ロンジェビティーラボ」では、以下のような研究を進めています:
- - エイジング研究:老化のメカニズムを解明し、対策を講じる。
- - ナノ粒子工学:ナノ粒子を利用した医療技術の開発。
- - 宇宙医学:宇宙環境下での健康管理技術の研究。
大規模な研究開発の拡大に加え、リジェネソームは3種類のヘルスケア製品の市場投入を計画しています。これにより、製品の市場適合性を評価し、非臨床試験を実施することで、製品の信頼性を明確化する方針です。
リバネスキャピタルのコメント
リバネスの取締役である花井陳雄氏は、人生100年時代の中で、鈴木CEOの壮大な野望に感銘を受けたとコメントしています。彼は、応用可能な老化防止技術が立ち上げられる過程で、リジェネソームが様々な人々を巻き込みながら面白いことを仕掛けると期待を寄せています。
今後の展望
リジェネソームは、2025年10月から2026年3月にかけて次のシリーズAラウンドでの資金調達を計画しています。この資金は、さらにエイジングケア製品の提供を加速し、宇宙医学を含む先端医療技術への展開を進めることに向けられます。
リジェネソームが推進するプロジェクトは、単に健康維持や老化防止に留まらず、宇宙での人類の未来をも視野に入れています。技術の実証は2030年に予定されており、2040年には月面でも人類が生活できる環境の構築を目指しています。これらビジョンの実現を支えるため、リジェネソームは今後も研究開発と事業化を進め、さらなる成果を上げていくことでしょう。
結語
リジェネソームの今後の展開は、私たちの生活や未来に大きな影響を与える可能性があります。老化防止技術や宇宙医学の研究が進む中、リジェネソームの取り組みから目が離せません。ハイテク研究がもたらす新たなソリューションを期待して、今後も注目を続けてみたいと思います。