樹林AIフェローシッププログラムの概要
樹林AI株式会社(Jurin AI Inc.)は、国内外のコンピュータサイエンス専攻の学生を対象とした新たな「樹林AIフェローシップ」プログラムを開始しました。このプログラムは、寄付型奨学金とメンタリングを組み合わせた実践的な人材育成を目指しており、将来のテクノロジーリーダーを育成するエコシステムとして位置付けています。樹林AIは、日本初のデカコーン候補として注目を集めているスタートアップであり、企業向けのAIエージェントを開発しています。
プログラムの目的
樹林AIのDeputy CEOであるMarco Avila氏が語るように、「私たちの目的は採用ではなく育成です」と述べており、このプログラムは学生が世界水準のスキルを身につけることを重視しています。樹林AIは「日本のテクノロジーの未来は“つくる人(ビルダー)”にかかっている」という理念のもと、国内での開発文化を促進しようとしています。そのため、ただの奨学金提供にとどまらず、未来のリーダーを育てるための多面的な支援を行います。
フェローシップの内容
樹林AIフェローシップには、ふたつの主要なTrackがあります。一つ目は
Build Trackで、独自の技術プロジェクトを企画・開発し、卒業後の起業にこつけた成果物を完成させることができます。二つ目は
Intern Trackとして、3か月間の有給インターンシップを通じて実務開発を経験し、希望に応じてその後の継続も可能です。
このフェローシップでは、月額15万から35万円の奨学金が非課税で支給され、選択制の有給インターン手当も最大15万円/月が受けられます。また、年間の支給総額は180万円から600万円となり、最大で2年間の支給が可能です。返済義務のない寄付型奨学金であり、学生にとって負担が少ない形で支援が実施されます。
独自の教育プログラム
プログラムは創業者や経営陣によるスピーカーセッションや起業家ワークショップ、個別メンタリングを含むプロジェクトレビューが組み込まれています。これにより、参加者はしっかりとした基盤を養いやりがいのある環境で成長することが期待されます。さらに、卒業後も“知性と優しさ”を軸にしたコミュニティ形成がサポートされるため、参加者同士のネットワークが継続的に強化されていきます。
応募方法と条件
樹林AIフェローシップには、日本の国立大学や高等専門学校、または世界大学ランキング上位100校に在籍する学生が対象となります。応募には、英語での業務遂行能力が必須で、AI分野に関する基礎知識や製品開発経験が推奨されます。
応募方法は非常にシンプルで、
[email protected]宛に1ページの履歴書を電子メールで提出する形です。さらに、選考プロセスには書類選考から始まり、オンライン面接が行われ、その後3か月ごとに評価が実施されます。
企業背景
樹林AIは、ビジネスコミュニケーションの自動化を通じて企業の創造性を引き出すことを目指しています。創業から1年以内に、日本でも急成長している企業として注目を浴びており、現在は日本をはじめ韓国、シンガポールにも拠点を持っています。樹林AIの技術を活用することで、多言語対応や労働力の効率化が図られ、多くの企業に貢献しています。
東京エリアの学生たちにとって、この樹林AIフェローシッププログラムは未来のエンジニアとしての道を切り開く貴重な機会です。ぜひ応募して、世界を舞台に活躍できるスキルを身につけましょう。