ボーナスより月給?変化する給与制度と会社員が知っておきたいポイント
最近の調査によると、ボーナスに関する会社員の意識が大きく変わってきていることが披露されました。特に、ボーナス支給に対する価値観や使い道が従来の“ご褒美”から、より生活を支える資金に変化してきているというのです。
調査概要と結果
2026年の6月から7月にかけて、20歳以上60歳未満の全国の正社員400名に対して、「ボーナスの有無と給与制度」に関する意識調査が行われました。この調査は、人気YouTubeチャンネル『脱・税理士スガワラくん』を運営する税理士・菅原由一氏が主導しており、驚くべき結果が明らかになりました。
調査によると、ボーナス制度を採用している企業はおよそ78.8%に達し、40代が最もボーナスを受け取る割合が高いことが分かりました。さらに、支給されたボーナスの使い道は、なんと70.7%が「貯蓄」だと答え、次いで「投資・資産運用」が35.4%で続いています。この結果から、ボーナスの役割が「ご褒美」から「生活防衛資金」へと進化していることが明確になりました。
ボーナスの給与化について
さらに、年収が同じ条件下で希望する給与体系について尋ねると、最も多かったのが「ボーナスなしで月給が高い方」という回答でした。これは、今後の経済状況や生活費の増加を考慮した上で、定期的な収入の安定性を重視する声が高まっているものと考えられます。
加えて、ボーナスを廃止した企業が増えている背景には、「人材獲得競争の激化」があります。求職者は、安定した月給を重視し、企業側もそれに応じた報酬体系を見直しているのです。この動きは、特に若年層に顕著で、彼らは将来的な収入よりも現状の生活に直結した収入を求めている傾向があります。
ボーナスのメリットとデメリット
ボーナスが廃止され、月給が重視される中で、社員にとってのメリットとデメリットも存在します。
メリット
1.
月々の手取り収入の増加:毎月の給与が高くなることで、住宅ローンや教育費といった固定支出への対応が容易になります。
2.
生活費の安定感:ボーナスが不安定な時期でも、毎月一定額の収入が得られることで、家計管理がしやすくなるでしょう。
デメリット
1.
まとまったお金の使いにくさ:旅行や大きな買い物をボーナスを当てにして計画することが難しくなり、非日常の楽しみが減少してしまいます。
2.
士気の低下の可能性:ボーナスが心理的なインセンティブとして機能していたため、無くなることで士気が下がる社員も存在することでしょう。
給与制度選びでの注意点
転職や新たな就職を検討する際、給与制度を慎重に選ぶことがますます重要になっています。月給だけでなく、ボーナスや手取り額も考慮し、自分のライフスタイルに合った給与体系を選ぶことが求められます。
調査データからも明らかですが、年齢や生活環境だけでなく、これからの時代では、「ボーナスを重視するかどうか」の価値観が多様化しつつあります。これにより、企業選びの基準も変わっていくことが予想され、今後の給与体系は「ボーナス重視型」と「月給重視型」の両方が共存していく可能性が高いと考えられます。
まとめ
この記事では、ボーナスに対する意識や給与制度の変化について解説しました。企業側の動きや社員の意識変化を理解することが、今後の就職活動において重要な要素となります。■