森未来と北國銀行が手を組んで持続可能な森林を守る
東京都港区に本社を構える株式会社森未来は、石川県金沢市の株式会社北國銀行との間で、「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」契約を結びました。この契約の目的は、森林・林業業界における持続的な価値創出を図り、次世代に健全な森林環境を引き継ぐことです。
持続可能な森林の実現に向けた取り組み
森未来は、"Sustainable Forest"というミッションを掲げており、森林認証材や持続可能な木材の流通を通じて、循環可能な森林を構築することを目指しています。これにより、木材を利用しやすい環境づくりや木材流通の生産性向上を図り、得られた利益を森林の維持・育成に貢献することが目標です。
この度のポジティブ・インパクト・ファイナンス契約により、同社は木材流通事業をさらに拡大するための資金基盤を確保しました。この融資は、単なる資金調達にとどまらず、事業が森林業界や社会に与える影響を詳細に分析、評価、モニタリングし、その社会的価値を可視化することを前提としています。
ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)の概要
ポジティブ・インパクト・ファイナンスとは、企業が環境や社会、経済に与える影響を総合的に分析・評価し、持続可能性に向けた目標の設定と進捗のモニタリングを行う仕組みです。また、商工中金及び商工中金経済研究所が提供するインパクト評価書に加えて、第三者機関である日本格付研究所による意見書も取得しています。これにより、事業の社会的価値や働く人々の幸福、さらには経済的価値を持続的に高めていく狙いがあります。
契約の詳細
契約は2025年10月31日付で、融資金額は5,000万円となります。資金は運転資金として活用される予定です。この契約を通じて、森未来は森林業界の持続可能性を一層強化していく方針です。
さらに、この取り組みは森林の持続可能性を追求するものであり、多くの関係者や消費者にとっても価値ある成果をもたらすことが期待されています。近年の環境意識の高まりに伴い、持続可能な木材の利用が注目されている中、森未来の本業はますます重要性を増しています。
森未来の企業情報
森未来は、2016年に設立され、東京都港区の芝に位置します。会社の主要なサービスとしてBtoB向け木材プラットフォーム「eTREE」を運営しており、ITを活用しながら木材業界の革新を目指しています。詳細については、公式ウェブサイトを訪れて確認できます:http://shin-mirai.co.jp/
この結びつきが、持続可能な未来の森を育む一助となることを心より期待しています。