新たに始まる富士山まるごとサテライトオフィスプロジェクト
2022年4月からスタートした「富士吉田市まるごとサテライトオフィス」プロジェクトが、2025年4月に新たな形で進化します。キャップクラウド株式会社(東京都新宿区)が展開するこのプロジェクトは、名称を「富士山まるごとサテライトオフィス」と改め、これまでの活動の枠を超え、富士山麓全体を対象にした新たな共創の場を目指します。
富士吉田市から富士山麓へ
これまでの富士吉田市に限定された取り組みから、より広範な地域、すなわち富士山麓に費するプロジェクトへと進化する狙いは、地域課題の解決と新たな経済的価値の創出です。このプロジェクトの活動方針は、富士山に魅了されたさまざまな事業者やテレワーカー、地域住民がネットワークでつながり、共に地域の未来を築くことです。
旧プロジェクトの目的
旧プロジェクトは、少子高齢化などの地方の人口減少や働き手不足に対応するために始まりました。具体的にも、東京に本社を持つ企業やオフィスワーカーをターゲットに、集客を図ってきました。
新プロジェクトのビジョン
一方、新たに始まる「富士山まるごとサテライトオフィス」では、国籍や年齢、職業にとらわれず、多様なバックグラウンドを持つ人々が共存するコミュニティが形成されます。これにより、地域課題に向き合い、持続的な発展を支える新しい発想と価値を生み出すことを目指します。
富士山の魅力
富士山はその美しさや神聖さから、多くのアーティストや訪問者に影響を与えてきました。2013年にはユネスコ世界文化遺産に登録され、国境を越えたシンボルとしても認識されています。この自然の美しさや文化的価値を背景にした新プロジェクトは、地域の人たちにとっても自分たちの魅力を再認識する大きなチャンスです。
プロジェクトの具体的な取り組み
1.
ネットワーキング環境の整備: 富士山麓に集う様々な事業者やテレワーカーがリアル・オンラインでつながる場を設け、コミュニティを形成します。
2.
ワークスペースの提供: サテライトオフィスの設置を促進し、働きやすい環境を整えます。
3.
宿泊施設の整備: 富士山麓で中長期的に滞在できる施設の管理と運営を行います。
4.
レスポンシブル・コミュニティの育成: 地域に関与する全ての人々が、自身の行動による影響を理解し、地域とのつながりを意識した行動を促進します。
5.
地域課題解決の仕組みづくり: 地域が抱える様々な課題に取り組むためのプロジェクトを推進し、実行までのファシリテーションを行います。
ますます広がるコミュニティのネットワーク
この新たなプロジェクトは、地域社会だけでなく、国内外の事業者との新しいつながりを築き、地域の持続可能な発展に寄与することを目指しています。これからの活動が、富士山麓に集まった多様な人々の交流やアイデアの交差点として機能し、新しい価値を生み出せることを期待しています。旅行者もこの地域に関わることで、地域文化や伝統を学びながら、自身の帰属意識を深め、新たな価値を感じる機会を得られるでしょう。
富士山麓が持つ未来の可能性
富士山麓での新プロジェクトは、現代の働き方を再考するための絶好の機会です。働く環境をパーソナライズし、柔軟な働き方を実現することで、個々が最大限の能力を発揮する場を提供します。これにより、ライフスタイルや趣味、さらにはキャリアを両立する新しい生き方が可能になるでしょう。
富士山がもたらす自然の力や文化的背景を活かし、この地を訪れる全ての人に豊かな体験を提供することで、コミュニティとして持続可能な未来を創り出すことに力を入れていきます。この新プロジェクトが、富士山麓を舞台とした新たなつながりを生み出し、国境を越えたコミュニティの形成に貢献していくことを願っています。