医療の未来を切り開く「REEVEER Scale」の開発秘話
医療技術の進化により、私たちの健康管理がますます便利になっています。その中でも、特に注目を集めているのが、株式会社Parafeedが2025年9月より出荷を予定している次世代型重心動揺計「REEVEER Scale」です。本製品は、日常的に使用できる医療機器として、めまいやふらつきの検査をより精密に行うことを目指しています。
 REEVEER Scaleの特徴とその意義
REEVEER Scaleは、身体の揺れをデジタルデータとして可視化することができ、平衡機能を測定する新しい方法を提供します。この機器は、耳鼻咽喉科やリハビリテーションの現場での導入が期待されており、より多くの医療施設がこの技術を利用できるようになります。特筆すべきは、その薄型で設置しやすいデザイン。これにより、様々な医療現場にスムーズに導入できるメリットがあります。
4分ほどで検査と分析が完了し、短時間での診断を可能にします。このスピード性は、医療現場での迅速な対応が求められる今、特に価値がある点です。また、この製品はParafeedが開発したパワーベクトル分析対応ソフトウェアと連携しており、検査結果をリアルタイムでグラフ表示することができます。
 ラトックシステムのハードウェア開発の役割
ラトックシステムが担当したのは、REEVEER Scaleのハードウェア開発です。本社がある大阪市に拠点を置く同社は、高精度なセンサーの設計や、安定した回路、ファームウェアの設計、さらには振動の抑制を考慮した筐体の最適化など、多岐にわたる領域で貢献しました。
医療機器としての正確性を確保しつつ、様々な医療現場に適応できる耐久性と使いやすさの両立を目指し、高度な技術が投入されています。また、計測精度を保つための検査手順を整備し、医療現場でのニーズにも十分に応えられる設計がなされています。
 先進技術と無限の可能性
このプロジェクトを通じて、ラトックシステムは医療とITの融合による無限の可能性を再認識しました。今後も、様々な産業分野におけるITの活用を支援し、社会が抱えるさまざまな課題の解決に取り組んでいくつもりです。医療機器の進化は、患者にとっても、医療従事者にとっても、より良い未来を築くための重要な一歩です。
 Parafeedからの期待の声
Parafeedで執行役員を務める佐々木浩介様は、REEVEER Scaleの製品化にあたり、「高い精度と、使いやすさを両立させることが目標でした。このためには、ハードウェア開発が不可欠でした」と語っています。ラトックシステムの貢献により、多くの医療現場が信頼を寄せる新しい計測体験を提供できると確信しているとのこと。
 まとめ
REEVEER Scaleは、医療機器の枠を超え、患者と医療従事者に新しい価値を提供することが期待されています。ラトックシステムとParafeedのタッグによって実現されたこの新技術は、今後の医療の風景を大きく変える可能性があります。智慧と技術の結晶であるREEVEER Scaleは、私たちの健康管理をより安全でスムーズなものへと導いてくれるでしょう。ぜひ、この革新的な重心動揺計にご注目ください。
 
 
